スタディ・プランニング(経法SP)とは

東京からイギリスのロンドンにフライトするつもりが、わずか1度ずれた角度で飛び続けると、イラクのバグダッドに到着するという話があります。わずかな差でも、長期間それを続けると大きな違いとなって現れるという話の例です。

  • 良いことは、小さなことでも長期にわたって継続。
  • 長期の目標を意識し、航路がずれたら修正。
  • 状況に振り回されて受動的に変更するのではなく、必要なら能動的に目標を変更。

経済法学科のスタディ・プランニング(経法SP)では、こうした考え方に立ち、興味・関心、価値観を明確にしたうえで、長期、中期、短期と目標設定し、後から行動を振り返り、軌道修正していきます。学生自身がこれを実行するよう、SP シートを定期的に更新してもらいます。1 年次後期には、SP シートを用いた教員面談を実施、将来の目標や履修計画に基づいて2 年次のコース選択について助言をもらいます。

SPシート記入例

学籍番号 ******
氏名 *** **
学年 1年
現在のあなたの興味・関心
(価値観の明確化)
①資産運用
【理由】経済情勢を調査・分析し、資産運用に関係する業界で働きたい。
②社会貢献
【理由】社会の役に立つ企業を選別し、資金を投じることで、社会の発展に貢献したい。
10年後の理想像
(職業、就職先、達成したい目標)
金融機関に就職しファンドマネージャーとして活躍している。または、一般企業で企画や財務関係の部署に入り、設備投資や資金調達について調査・分析する仕事をしている。
大学卒業時までに獲得したい知識 金融商品、金融取引について。
【理由】関連授業をきっかけとして活用しながら、金融商品や金融取引の手法について学びたい。
今年度の目標 授業の予習復習を欠かさず、金融論で最高評価をとる。
毎日30 分以上読書する。
これまで達成できた目標 基礎経済学でA +の評価を取れた。
前期に読了した本:
村上 世彰『生涯投資家』
藤野 英人『投資家が「お金」よりも大切にしていること』
リンダ グラットン,アンドリュー スコット『LIFE SHIFT ─ 100 年時代の人生戦略』
藤井 英次『コア・テキスト国際金融論』
評価・反省 授業とは別に、専門的な知識、特に金融関連の知識を身につけるような読書を今後も続けていきたい。
教員アドバイス 資産運用のプロを目指すなら、関連授業の単位を取ることだけでなく、プロになってからも必要知識を学び続けるための、より深い知識が必要になる。そのためのとりかかりとして、証券アナリスト資格試験の問題演習を勧めた。また、プロになったときには、統計学、計量経済学の知識も必要となるがまだ履修していないので、関連授業の履修も勧めた。
面談日 *** . * . **
担当教員 ***

2年生二人のSP体験談

経済法学科では、新カリキュラム開始1年前からスタディ・プランニングを実施しています。

  • 板倉さんの顔写真

    板倉 響 さん

    2年生 札幌真栄高校出身

    SPシートの作成をきっかけに、自分の興味関心や大切にしたい価値観をあらためて考えてみました。高校生の頃から金融関係の職業に就きたいと考えていたので、SPシートには銀行員になりたいと書きました。それを担当の先生にみて頂いたとき、なぜ銀行員なのかと質問され、少し答えに困りました。自分にとって身近なものであるお金を扱う仕事で人々の役に立ちたいという思いはあったものの、具体的な仕事内容やそのためにどんな知識が必要なのかもよくわかっていなかったからです。

    先生と面談しているうちに、金融関係の仕事は銀行だけではなく、他にもさまざまな業種があることを知り、それらの業界で働いていくためには、いまどんな知識を学んでいったら良いのか、取得したほうが良い資格についてなど様々なアドバイスを頂きました。また、最低限、どの授業を履修したら良いのかについて、金融関係の科目だけでなく、統計分析や会計、法律関係の科目をいくつか薦めて頂きました。

    自分だけで判断したり、友達や先輩のアドバイスしかなかったら、このような情報を得たり、考えるきっかけはなかったと思います。僕にとってスタディ・プランニングはとても有意義でした。1 年生の段階で将来どんな職業に就きたいか決まっている人は少ないと思います。そのような学生こそこの機会を有効に活用して、自分の進路実現に役立ててもらいたいと思います。

  • 津久井さんの顔写真

    津久井 愛望 さん

    2年生 北海道石狩南高校出身

    私は大学卒業後の進路や、その進路の実現に向けての在学中の過ごし方について、シートを作成し担当の先生と面談するまでは漠然としていました。私はシートに、「銀行員などの金融系、もしくは旅行業界に携わりたい」、「中国語を4 年間学びたい」という内容とそれに向けての在学中にするべきことを自分なりに考えて書きました。そして、シートの内容をもとに行った面談で担当の先生は、金融に関する職業についてと何を学べばいいのかを具体的に教えていただき、私の中で曖昧でまだまだ先だと思っていた卒業後の進路に明確性が出ました。また、金融系の職業に就くにあたってのゼミ選択などの履修、日常生活の過ごし方についてアドバイスして頂きました。そして、中国語を学びたいということについても、完璧に話せるようになり、中国の文化を学びたいのであれば中華圏に提携校があるので1 年間留学をしてみるのはどうか、というアドバイスを頂きました。私にとってスタディ・プランニングは、卒業後の進路に向けての意欲につながる有意義なものだと思いました。

    もし、進路に迷っていたとしても、先生方は親身になってアドバイスしてくれるので、後輩たちにはスタディ・プランニングを有効活用して、今後の進路について明確に決め、その進路の実現に向けて早いうちから取り組んでほしいと思います。