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大学生交流を経て得た収穫 ~自分にいま必要なこと~

文学部 心理・応用コミュニケーション学科 3年
 寺戸 楓

平和について知る

▲講義のために予習中

香港では、明愛專上學院で現地学生に交じり講義を受けました。オーストラリアでも学生とディスカッションを行いましたが、ここでは大学の普段の講義に参加させていただくという貴重な経験をしました。「グローバルシディズンシップ」を担当するマーティン・リー先生から、事前に’Free Speech'という本の、一章分を丸ごと予習してくるように、という課題が出されていました。章の内容は、平和活動や文化の多様性についてでした。当日の講義では、その資料を基にいくつかのグループに分かれ活動していくのがメインでした。
平和の定義、重要さ、必要なことはなにかというお題のもとに英語でディスカッションを進めていきました。

言語の壁は超えられる

▲香港の大学生と一緒にディスカッション内容をグループ発表

彼らとコミュニケーションする方法が英語しかないので、うまく意思疎通ができないときがたびたびありました。
その時に相手の学生がお互いに広東語をよく話していたので、それがわからない自分にとって少し疎外感を感じました。だからこそ私は自分の母国語をこの場に持ち込むべきではないと思いました。沈黙を破るために英語で会話を続けようとすることや、ジェスチャーを使って必死に伝えようとしたことをよく覚えています。
お互いに話す言語や文化も違うだけで、年齢も変わらない中、着目点の違い、考え方にも幅があったと思います。彼らは常に自国と他国の比較を例に挙げていました。香港では、大学生も様々な国籍の人々と関わることが多く、一方、私たちはそういった機会があまりないなと改めて思いました。

どこの大学生も同じだと思っていた

私が一番びっくりしたのは、「最近あった身の回りのバイオレンスについて」という議題で、一人の女子学生が「アメリカの高校では中国人留学生の多くがアメリカ人に差別をされていると聞いた」と話したことです。また彼女も「中国人、香港人、台湾人はみな同じ」と言われ、差別された経験があると話しました。香港は中国の一部ですが、歴史的背景、母語は全く違います。彼女は「自分は香港人であるが中国人の要素もあるし・・」と話してくれ、それは印象的でした。私たち日本人にとって香港人のアイデンティティは、あまり馴染みがありません。私たちは日常生活で自分のアイデンティティを考えさせられることはないのに対し、彼らは普段からそれらに向き合い、それぞれが考えを持っているということが、彼らと交流して分かりました。
日本に住んでいるからといって自国の問題だけを考えるのではなく、グローバルな視点を持って世界的な問題や差別などについてももっと知る必要があると思いました。そうすることで、無知からくる差別や誤解は少なくできると感じた、香港での経験でした。

 

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