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ホームレスの方へのインタビュー

Interviews with Homeless People~インタビューから得たこと~

社会福祉学部 臨床心理学科 3年
 紺野 友也

海外事情では、共通のプログラムの他に個人でテーマを決めて動くこともできます。私の場合は、海外事情の準備段階でオーストラリアのホームレスに関するニュースを見たことがきっかけとなり、路上生活者の実際の生活の姿に興味を持ちました。

実際の光景を見て

▲生活支援雑誌には見えないおしゃれな「The Big Issue」

渡航前まではインタビューが可能かどうか迷っていましたが、シドニーについてから、やはり実際に彼らに話を聞いてみようと決めました。街を歩き、幅広い年齢の路上生活者がいたことや、一般市民からの募金が多いことがわかりました。また、路上での段ボール生活の光景もありました。
シドニー大学で出会った教授たちからは「インタビュー?ぜひしたら良いよ」という意見や、相手を観察し、細心の注意を図りながらインタビューすること等のアドバイスをいただきました。しかし反対に、「あまりいいこととは思えない」という対照的な意見を言う先生もいて、気を引き締めてインタビューに臨もうと思いました。

重なる障壁

▲インタビューしたホームレスの方と

私は路上生活をしている若者と、路上で雑誌販売をしているホームレスの方へインタビューを行いました。彼らの話からは、シドニーでは賃金が高いもののそれだけ物価も高いことということや、降水が困ること、自分が何をしたわけでもないのに暴力行為をしてくる人がいて、生活が妨害されていることなど、様々な障壁、生活課題が見えてきました。これらの課題を解決するためにも、安定した収入を得ることができる仕事や、一時的な居住地などを提供していくことが必要であり、だからこそ支援団体が雑誌販売(上の写真)のシステムを作り、本人の自立を促しているのだと納得することができました。

インタビューを通して、一部ではありますがオーストラリアにおけるホームレスの方々の生活状況や課題を把握できたことは、貴重な経験となりました。この機会のおかげで貧困の構造についての関心が高まったことはもちろん、自分の住む街が似た状況をかかえることがあったら、その時自分たちに何かできることはないのか福祉の視点から自治体の役割などを考えるきっかけにもなり、現在の学科の学習にも活かすことができています。

 

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