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Cockatoo Islandを訪ねて

社会福祉学部 福祉心理学科 3年
 浅沼 百花

世界遺産になった無人島

▲昔の囚人が強制労働させられた造船所

コッカトゥー島(Cockatoo Island)はシドニーにある世界遺産の1つです。19世紀には刑務所や少年院、監獄があった島で、第二次世界大戦中には船渠が設けられ、いくつもの船舶が建造されました。その後、閉鎖され、一時無人島になりましたが、世界遺産に登録されて以降は観光地として開放されています。
今回、私たちがこのコッカトゥー島を訪れることになった経緯は、心理学を専攻している私が日本とオーストラリアの犯罪の種類や傾向などの違いに興味があったこと、また、世界遺産を訪れることでシドニーについて、歴史から学べると考えたからでした。

下準備に奔走

コッカトゥー島では観光客のためのツアーも行っていますが、今回は私たちがメールで事前連絡をしたところ、ツアーガイドであるレベッカさんが、特別なツアーを組んで下さることになりました。
下準備が入念にできると思い、私たちは、オーストラリアがイギリスの植民地であったことや、オーストラリアの先住民のアボリジニのことについて調べました。また、実際に行ったときレベッカさんの話を少しでも理解できるように、犯罪に関する英単語も事前に各自で調べ、当日のツアーに挑みました。
予想通り、歴史や犯罪に関する用語がたくさん出てきましたが、事前の準備のおかげですんなりと頭に英語が入ってきて、理解することができました。また、みんな質問をたくさん用意していたので、レベッカさんを歩いている途中に質問攻めにしてしまい「ああ!それは後で話そうと思っていたのよ!」「それもあとで話題に出そうと思っていたわ!」「あなたたち、ちょっと待って!」と言わせてしまい、その度に笑いが起きていました。

思いがけないお土産

▲ガイドのレベッカさんを質問攻め!

残念ながら、現在のオーストラリアにおける犯罪についてのお話は聞くことができませんでしたが、代わりに当時の獄中の囚人たちの生活について詳しく聞くことができました。今学期、私は犯罪心理学という講義を履修しており、先日は「世界一囚人に優しい国」と言われるノルウェーの囚人たちの獄中生活についての講義を受けました。その生活は、コッカトゥー島での囚人たちの生活と全く異なっていました。コッカトゥー島の囚人は、まるで人間として扱われていなかったとされていますが、今のノルウェーでは囚人も一人の人間として尊重されながら生活を送っているようです。
人権という意識が薄かった時代から、それぞれの時代の人々の努力があり、その結果世界が変わってきていると感じました。これは、レベッカさんの話があったからこそ気づけたことでした。あの時の学びが今受けている大学の講義に繋がっており、私にとっては思いがけないお土産となっています。

 

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