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座談会〜学生との交流を振り返って〜

大学生との交流会~シドニー大学での1週間を振り返って~

LINKプロジェクトメンバーでシドニー大学での学生交流会について、座談会で振り返りました。

座談会メンバー

  • 福祉心理学科3年 浅沼 百花(以下:浅)
  • 福祉心理学科3年 堀 海香子(以下:堀)
  • 心理・応用コミュニケーション学科3年 寺戸 楓(以下:寺)
  • 心理・応用コミュニケーション学科3年 鈴木 菜津子(以下:鈴)

Part1 多文化共生について

▲緑あふれる大学

浅:シドニー大学では学生とも交流したよね。その中で印象的だったのは?

鈴:多文化共生の弱点について。インドネシア出身の学生とディスカッションした時に、彼女が「何が正しくて、何が間違っているかわからなくなる」と答えていたことかな。札幌には異文化コミュニティーが少ないし、異文化の人はマジョリティーに同化している雰囲気があると思う。彼女の言葉は様々な人種や宗教などが入り混じっているシドニーで生きているからこそ感じるものだと思ったな。

浅:確かにそうかもね。

鈴:あと、シドニーでは多国籍のレストランが並んでいるけど、オーストラリアならではの食事はないということに驚いた。そして、オーストラリアの伝統という話題になった時に、アボリジニの話は出てこなかったよね。ここは北海道におけるアイヌの存在位置と似ている気がする。

堀:うん。あと、交流した大学生はエスニックマイノリティの子が多かったよね。だからこそ、つらい経験のエピソードとか、彼らの考えを聞きたかったんだけど、でも、聞けなかった。

寺:えっ、どうして?

堀:たぶん、渡航前に先生から「みんなが想像するオーストラリア人像とは違い、見た目はアジア系の人も多いし、いろいろな背景があるんだよ。」という話を聞いていたこともあって、私の意図しないところで差別をしてしまう可能性があるかなと思ったんだよね。

▲多国籍な学生で賑わう卒業式

寺:なるほど。

鈴:この交流会を踏まえて、日本はどうあるべきだと思った?

浅:多文化共生については、複雑だけど…賛成。違いを受け入れられる社会って良いよね。シドニーで私たちは色目で見られることはなかったけれど、日本の、外国人を珍しい目で見るあの感じは少し居心地が悪いと思う。もし日本も多文化共生社会を目指すなら、私たちと違う人がいて、それが普通だ、ということを教育するべきだと思う。

堀:そうだね。色々な考えを持つ人が集まるから、ぶつかり合うことで問題が生じるかもしれないし。だから、外国語教育だけじゃなくて、外国語を話す人、さまざまな宗教を持つ人への対応とか、より多くの配慮をする必要がある気がするな。

 

Part2 オーストラリアの学生から学んだこと

▲大学の教室で学生とディスカッション

鈴:じゃあ次に、オーストラリア人と日本人を比べてみて感じたことは?

堀:私は大学生交流会の担当者だったので、ディスカッションの前に、当日の流れを現地のリーダーと相談することがあったんだ。話し合いが難航したとき、彼女はすごくはっきりと、「こちらが良いと思う。なぜなら…」というふうに答えてくれた。

鈴:ああ、ルネイさんだよね。

堀:うん。そのおかげで話し合いが解決に向かっていったんだ。話し合いの時によく結論が決まらず、滞ることってない?それって自分の意見を言うけれど、それ以上に周囲を気にしてるからじゃないかな。彼女みたいに、自分の意見を根拠も含めて、論理的に話せる人の存在って大事だと思った。

浅:日本人は周囲を気にして、「私はこう思う、けどみんなは違うかな」と語尾を濁すことがあるよね。でも一方では、意見に正解はないのに、正解を求めたり、キレイにまとめることが好きな面もあるよね。例えば、日本人の字は角ばってて、きれいで、見やすいところとか。それはそういう教育をされてきたからだよね。

鈴:たしかに、そういうところもあるかも。友達が高校生のとき壁新聞の展示会で、字がどれだけきれいに書けるか評価をされた話を聞いた。でも字はあまりきれいではないけれど、内容がしっかりしている人も評価されるべきだと私は思う。シドニー大学の学生の字って、まさに、内容を整理するための字だったと思う。確かに、見た目をキレイにすることは大切なことだけど、相手に自分の意見を伝えようとがむしゃらに頑張ることも大切だなって感じた。

寺:現地の人ってガツガツと聞いてくることが多かった。「何でここに来たの?」と聞かれて「英語や異文化を学びたいから」と答えると、「それって日本でもできるよね?」って、またつっこまれる。

▲盛り上がる議論をうまくまとめる司会者たち

堀:わかる。私も語学学校でそんな経験があったな。

寺:答えられないでいると相手が勝手にまとめたり、「じゃあ何が言いたいの」って言われたり。自分のことを話しているはずなのに、突っ込まれ続けると、押されて答えらない。最後まで自分のペースに持っていけないのがとても悔しかった。

堀:そうなんだ。

寺:でもこの経験をしたからこそ、お互いに心地よいペースって何だろうって考えるようになった。たとえば、道に迷っている外国人観光客に道案内をする時。これは、外国で第一言語じゃない言語を話すもどかしい気持ちを知ったから、できるようになったことだと思う。それからはもう恐れるものはない!って感じにコミュニケーションをとっている。

鈴:みんな、この23日間での経験を通していろんなことを考えさせられたよね。私たちがこれから社会に出ていったときに、手に入れた知識、視点、スキルをフル活用していけたらいいね。

浅:そうだね!23日間で終わりじゃなくて、成長し続ける私たちでありたい。

 

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