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海外活動報告

Abroad Interview

内向的な人でも大丈夫NEW

マンチェスター大学

文学部 英文学科 4年 男性

アメリカ (2018.9〜2019.8)

派遣留学


Ⅰ.学習面

1.授業の様子、内容はどうでしたか。

 基本的には20人程度の少人数クラスで、多くても40人くらいでした。僕が履修したTESOLはゼミのようなクラスだったので僕を含めて7人でした。そのため、発言するチャンスに恵まれていました。
 教授による一方的な講義は全くなく、教授と生徒との会話によって授業が進みます。また、すべての授業でリーディング、レポート、プレゼンなどが日常的に課され、授業によっては10ページ程度の論文課題がありました。


2.語学のハンディはありましたか。

 ハンディしかなかったです。生徒数1,600人程度で留学生は少なくほとんどがアメリカ英語のネイティブです。留学生のレベルも高く、国際的な教育を受けてきた人がほとんどで、英語に困っている人は全くいませんでした。それを乗り越える工夫や、それに対してどのような補助を受けられたかは後述します。


3.授業についていくため、特に工夫したことはありますか。

 宿題や予習は、とにかくやるしかないのですが、クラスで生き残っていくため・評価されるためにしていたことは、「自分にしか提供できない価値をクラスに提供すること」です。例えば、教育系の授業では、僕は教育実習を修了していたので、そこでの経験を積極的にシェアしました。他の授業でも、日本人ならではの視点や、自分がしてきて他の学生はしていない経験に基づいた視点から意見を言うことに努めると、つたない英語でもみんな耳を傾けてくれるようになりました。


4.教授陣は指導面で援助してくれましたか。

 教授陣の援助なしでは1単位も取れなかったと思うほど手厚いサポートを受けました。教授の一人がナイジェリア出身で、アクセントが強くはじめは何も理解できなかった授業があったのですが、毎週その教授の研究室に出向いて補習をしてもらいました。他にもたくさんの教授に様々な措置をしてもらいました。
 レポートを添削してくれる場所や、学生による勉強会があり、学校全体から様々なサポートが受けられます。


5.学習面で一番苦労した点は何ですか。

 定番ですが、宿題が多い点です。北星大英文学科3年生が課される1か月分の課題が1週間で出るくらいの感覚です。ですが、北星大のゼミや専門科目とあまり変わらないレベルの内容だったため、やってできないことはありませんでした。分量が多く、いろんな人に助けてもらうこともありました。


6.その他、学習面で特に記しておきたいこと、準備しておいて良かったこと、準備しておけば良かったことは何ですか。

 履修については、前期に基礎科目、後期にチャレンジングな科目と、もっと計画的に履修すればよかったと思います。前期に攻めすぎて300番台(3年生向け)の授業を取って大変な目に遭いました。逆に、後期はもっと攻めてもよかったと思います。前述のようにサポートが手厚いので、多少難易度の高い授業をとっても大丈夫です。
 また、パソコンを使う機会が多く、パソコンの動作が重いことは、死活問題になります。僕は現地で買い換えました。持っていこうと思っているパソコンの動作が重い場合は、メンテナンスするなり、買い替えるなりすることをお勧めします。


Ⅱ.生活面

1.寮の名前

 East Hall


2.寮生活について感想・意見など

 いろんな人がいて楽しいのですが、寮そのもののクオリティは低いかなと思います。エアコンなしで、虫も出ます。僕は最初の方にルームメイトが出ていったので一人で住んでいましたが、基本は二人部屋であまりプライバシーはないです。


3.ルームメイトとはうまくいっていましたか。

 入居したては英語もあまりうまく話すことができず、また、フライトで疲れて話す気も起きず、出だしで失敗してあまり仲良くなれませんでした。
 ルームメイトは部活の筋トレで朝6時くらいに起きるのに対し、僕は宿題で図書館にこもっていて深夜に部屋に帰ったりしていたので、生活時間が合わずにルームメイトが部屋を変える結果になりました。入学して1か月くらい経つと、部屋の変更申請ができるので、うまくいかなかった場合でも保険があります。


4.食生活はどうでしたか。

 基本的に3食食堂で摂っていました。ミールプランに入らなければいけないので、学期の頭に食費を払うと食べ放題のシステムです。ステレオタイプ通り、脂っこいものは多かったですが、バラエティに富み、野菜とフルーツも常にあったため、健康的な食生活を送ることができでした。
 冬休み・春休み以外にも連休が何度かあるのですが、その時は食堂が閉まってしまうので、前もってウォルマートで食べ物を買い込んでしのぎました。車で1時間圏内に寿司レストランもありました。


5.課外活動、特別行事、催し物などクラス外での活動に参加する機会はありましたか。

 Asian Awareness Associationに参加していました。アジアの文化を基にしたイベントを開催しているのですが、日本人学生がいなかったため重宝してもらい、日本についてプレゼンをしたり、折り紙を教えたりしました。
 また、北星大のバディ制度のようなものがあり、バディと一緒に料理したり、出かけたりしました。その他も様々なイベントがありました。学生数が少ないので、どんなイベントでも知り合いがいて、参加のハードルは低かったと思います。


6.休暇について

(1) 週末はどのようにして過ごしましたか
 宿題をしていることが多かったのですが、友人の部屋に集まったり、出かけたりすることもありました。

(2) 長期休暇はどこでどのようにして過ごしましたか。
 長期休暇は、秋派遣の場合は主に冬休みだけです。他には、3~7日間のまとまった休みが少しあります(サンクスギビングなど)。冬休みは、他の派遣留学生やワーホリをしている北星大生と一緒に、ヨーロッパ旅行をして過ごしました。学期末と学期始めには大学が空港(Fort Wayne、Indianapolis、South bend)までのシャトルを提供してくれます。僕はシカゴからドイツへ飛び、South bendに乗ってポーランドへ向かいました。その後、チェコ、フランスを周りましたが、友人宅に泊まったり、Airbnbを使ったりして旅費を20万円程度に抑えることができました。
 短い休暇では、友人とシカゴ旅行をしたり、寮に残って勉強しつつも、時折友達にどこかへ連れ出してもらったりしました。サンクスギビングには友人のホームパーティに招いてもらいました。
 寮に残って課題を進めておくと、あとあと楽だしお金もかからないのですが、無計画に残ってしまうとすることがなく缶詰め状態になってしまうので、寮に残る人を前もって確認したり、遊ぶ約束を取り付けておいたりすると、楽しく過ごせると思います。


7.印象に残った生活経験、留学先の国の人々の生活などはありましたか。

 平日は勉強、休日は遊ぶ、といった感じでメリハリのある生活をしている人が多く、休日に宿題を持ち越すと誘惑の多い休日を過ごすことになります。ただ籠って宿題をするよりも、友達と遊んだ方が英語力を伸ばすことができたり、宿題を手伝ってもらうきっかけ作りができたりするので、勉強とソーシャルライフのちょうどいいバランスをとることが大切だと思いました。


Ⅲ.大学について

1.大学の雰囲気はどうでしたか。

 学生も少なく、新入生向けのオリエンテーション期間に加えて留学生向けイベントや、アジア人の学生団体などがあるので、馴染むのは難しくないと思います。


2.設備など、学習にふさわしい環境でしたか。

 図書館の開館時間も長く、北星大のラーニングコモンズのような場所(Success center)で、学習のサポートが受けられました。教授とのアポイントメントも取りやすく、履修のアドバイザーもいるので、小規模な私立校なだけあって、サポートが手厚く良い環境だったと思います。


3.大学の受け入れについてはどう感じましたか。

 改善してもらいたい点は特にありません。
 良くも悪くも「日本からの留学生」としてではなく、「International student」として扱われます。自ら行動しないと、機会やサポートに恵まれた大学の恩恵を受けられない、といった環境です。派遣留学を志す人には、成長できる最高の環境だと思います。


Ⅵ.総括

1.留学経験は期待に応じたものでしたか。

 期待通りでした。僕はESLではなく学部留学を通して、複雑なディスカッションもできるようになりたかったのですが、その訓練は間違いなく積めたと思っています。


2.留学をして有益だった点を挙げてください。

 一般に言われているような留学のメリットはほとんど体験できました。
 特筆すべきは、大変な思いができたことです。北星大では経験できない量の課題が課されたり、外食に行くことなど日本で当たり前にしていたことが簡単にできない時があったりと、短期間で日本にいる数年分の負荷がかかるような感じがします。それでもなんとかやってこられたという経験が自信に繋がったことが、とても有益だったと思います。


3.これから先、留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか。

 留学というチャレンジをひとつ乗り越えられたことを自信に、また大きなチャレンジをして、それをバネにまた更に大きなチャレンジするというループを作っていきたいです。


4.約1年間の留学生活を振り返って、感じたことは何ですか。

 たくさんあるのですが、特に伝えたいことは、「内向的な人でも大丈夫」ということです。留学に行く人はアクティブで社交的・外向的なイメージがありますが、僕はどちらかというと内向的です。留学中も、オリエンテーション期間に友達を作るために大人数のイベントに参加したりしましたが、疲弊する一方で友達を作るのは困難でした。それでも、一人の時間をしっかり確保し、休息をとって少人数で話し込める機会を探したり、これから北星大に留学に行く学生や、日本に興味のある学生を探して仲良くなったりして工夫すれば何とかなるので、あまり心配しなくて大丈夫です。

 

 

 

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