北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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就職・キャリア

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卒業生の声(福祉心理学科)

社会福祉学部 福祉心理学科

菊池 優さん

就職先:法務省専門職員(人間科学)矯正心理専門職
出身高校:札幌旭丘高等学校
2020年度卒業

その就職先を志望した理由は?

授業で心理学や社会福祉について学ぶうちに、恵まれない環境にいる子どもの支援をしたいと考えるようになりました。矯正心理専門職の主な仕事は非行少年の鑑別(非行に至った背景や少年自身が持つ資質を分析すること)です。心理学の専門知識を用いて正しく鑑別を行うことは適切な審判を下すための重要な要素であるため、少年の未来を大きく左右する役割となります。また、正しく鑑別することでその少年が最も受けるべき更生プログラムの実施や出所後の環境整備が実現するため、非行少年の更生を支援することができます。さらに、対非行少年だけでなく、地域援助として非行を未然に防ぐための心理相談に応じることや、学校等と連携して青少年の健全な育成のための取り組みに関与することもできます。以上のことから、矯正心理専門職では広く子どもを支援できると考え、志望しました。


試験に向け、どのような対策を行いましたか?

とにかく心理学の勉強をしました。専門科目の対策が重要だと考えたため、通信の予備校を利用し専門科目である心理学を勉強しました。実際の試験は心理学の中でも臨床心理学の出題が多いため特に力を入れて勉強し、また国家総合職試験等のさらに難易度が高い試験の問題にも多く触れ、難しい問題に脳を慣らすようにしていました。筆記試験の対策としては、語句の意味を400字程度にまとめる過去問を解き、心理学の知識を定着させるとともに書く力をつけ、その後心理系公務員の様々な問題を毎日2~3題解くようにしていました。基礎能力試験については重要な科目のみに絞り、専門科目の心理学の勉強にできる限り時間を割くようにしていました。


大学のサポートで、役に立った・プラスになったことはありましたか?

主に情報収集と面接練習で、就職支援課にお世話になりました。情報収集では、矯正心理専門職があまりメジャーな職業ではないこともあり試験等についての情報がなく困っていた際に、過去に受験した先輩の情報等を教えていただきました。面接練習では、右も左もわからない私に、面接のマナーから合格に繋がる受け答えまですべて指導していただき、今では面接練習を担当してくださった方がいなかったら私の合格はなかったのではないかと思っています。他にもエントリーシートや面接シート等の添削、服装や身だしなみ、利用できる制度について等、一つ一つ丁寧に対応していただき、準備万端で就職活動に臨むことができました。


高校生へメッセージをお願いします!

悔いが残らないような大学生活を、という話は他で散々聞かされていると思うので、ここでは何故私の大学生活に悔いが残ってしまったかについてお話しします。大学生活は、皆さんが想像するより遥かに楽しいことで溢れていて、そんな楽しいことに身を任せていると、大学が学ぶ場所だということをすっかり忘れてしまいます。しかし、講義という名のその分野のプロがする話は興味を持って聞くととても面白く、なんとなく面倒だから、という理由でスマホを見たり居眠りしたりして聞き逃すにはあまりに勿体ないものです。私は、1~2年次でサボってしまったことをとても後悔しています。皆さんにはどんなに広い教室でも前から3列目に座って講義を聞いて、放課後にはサークルやアルバイト、飲み会に明け暮れる生活を送ってもらえたらなと思っています。

 

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