就職・キャリア
Career design
その就職先を志望した理由は?
大学入学時から、将来は児童と関わる場所で働きたいと考えていました。テレビのニュースや新聞で児童虐待について知り、その悲惨な現実に衝撃を受けたことがきっかけとなり、児童の領域に関心を持ったからです。しかし就職先として、具体的なイメージは持てずにいました。そんな中、社会福祉士の実習やその前後の学習を通して、母子生活支援施設について詳しく学ぶ機会がありました。母子生活支援施設は、児童福祉施設の中で唯一子どもと母親が一緒に入所できる施設です。子どもと母親それぞれの自立に向けての支援など、施設の役割について知るうちに、これまでぼんやりと考えていた自分のやりたかったことが明確になっていくような感覚がありました。母子生活支援施設であれば、自分自身の持つ関心や問題意識を活かせると思い志望しました。
自分のどのようなことをアピールしましたか?
自分自身については、これまで行ってきたアルバイトやサークル活動のエピソードを通して、「継続力」と「責任感」を持って自分の役割に徹することができることについてアピールしました。また、どのような支援者になりたいか、利用者とどのように信頼関係を築いていきたいかという専門職としての目標についても具体的な言葉にして伝えられるように意識し練習していました。短い面接時間の中で、自分のアピールしたいことを伝えきるということにも気を付けていました。
大学のサポートで、役立った・プラスになったことはありましたか?
履歴書の添削や面接練習などを中心に、就職支援課の方には本当にお世話になりました。履歴書は、細かい部分まで添削してくださり、面接練習では、福祉系の面接で気をつけるべきポイントを教えてくださったおかげで、自分のどのような部分をアピールするべきなのかが明確になりました。また、就職活動をはじめたばかりの頃は、焦ったり、不安になったりすることもたくさんありましたが、就職支援課の方は、就職に関するどんな小さな悩みにも一緒に向き合ってくれるので本当に心強かったです。どんなときでも前向きな言葉で励ましてくれるので、私自身も明るい気持ちで就職活動を行うことができました。
高校生へのメッセージをお願いします!
大学生活4年間では、多くの経験ができました。講義や実習を通して、福祉に関する幅広い知識を得ることができたり、サークル活動やアルバイトをしたり、旅行に行ったり、資格を取得したり。振り返ってみると、あっという間に過ぎてしまいましたが、とても濃い時間だったと思います。現在は、コロナウイルスの影響もあり、思い描いていた大学生活とは少し違う部分もあるかもしれませんが、自分のために使える時間がたくさんあるので、是非たくさんのことに挑戦してみてほしいです。皆さんの大学生活が有意義なものとなるように、心から願っています。