アクティヴな学びにより、〈社会の主人公〉としての力を養います。

ゼミ(演習科目)

少人数教育によるゼミ(演習科目)は、経済学科がもっとも重視している科目です。幅広い領域から関心のある分野のゼミを選択することができます。学生と教員の密接なコミュニケーションのもと、専門的知識を深め、また、問題を深く掘り下げていく力やプレゼンテーション能力を養います。

2年生から4年生までの3 年間をかけてゼミ活動にじっくり取り組みます。日頃の演習室での学びに加えて、ゼミ合宿・ゼミコンパ・ゼミ論集などの活動をも通して、卒業しても印象に残る学び、卒業しても大切にしたい先生や仲間との関係を、ゼミで深めてもらうよう願っています。

ゼミでの学びの成果をゼミ論集にまとめるゼミも
ゼミ合宿もゼミごとに特色があります
坂本さん

坂本さん

札幌白石高校出身 2019年入学

わたしたちのゼミでは、経済学に関わる幅広い本を、章ごとに複数人のレポーターでレジュメをまとめて発表します。活発に意見を交わせる雰囲気なので楽しいです。要所要所で先生が詳しく解説してくれるので理解も深まります。レジュメの作り方もだいぶ進歩したと思います。生産性がとても高くなったら経済はどうなるのかを議論している本は興味深いものでした。コロナも落ち着いてきて、ゼミの仲間とホームパーティなどする機会ももてるようになりました。もう最終学年なので、今年こそはゼミ合宿をしたいところです。ゼミ論集の執筆もがんばらねば。

北海道の企業

北海道にさまざまな産業・企業があるということを経営者のナマの声を通して実感する授業です。道内企業の経営者のかたがた15 人に(時には若手の社員のかたも一緒に)出講いただく全15 回。〈なりたい自分〉に出会うためのステップとなるよう、北海道中小企業家同友会の協力を得て始めた授業です。

平田さん

平田さん

北見柏陽高校出身 2020年入学

毎回、事業内容や企業理念などにとどまらない深い話を聞くことができる授業です。コロナの感染拡大によってどんな影響を受けたのか、そしてどういうふうに再生していきたいのかといったタイムリーな話も聞くことができました。また、どの企業も地域や街づくりへの貢献を意識しているのを知り、視野が広がりました。産業廃棄物を扱う企業が環境問題最前線という責任をもった企業であるというのも新鮮な発見でした。日頃暮らしているだけでは出会うことがないさまざまな業種の企業について知ることができたことは、今後、どんな道に進んでも大いに生きると思います。

日本経済論ディベート

日本経済をテーマとして関東・関西の大学が参加している渋沢栄一杯ディベートリーグ(渋沢栄一記念財団後援、毎年10 月に東京で開催、北海道からの参加は北星のみ)に北星ディベートチームとして出場する授業です。ディベートの準備に学年を超えてチームとして取り組み、大学生らしい知的な夏を過ごすことで、経済を自発的に深く学び、資料・統計の意味を読み取る力やプレゼンテーション能力を磨くことができます。全国の他大学の学生と同じテーマに半年間をかけて取り組んだ者同士として深く交流することができる(卒業してからもお互いの結婚式に駆けつけたりしているようです)のも、この授業の魅力のひとつです。

2018年大会では、北星は肯定・否定両チームとも勝利し、慶應には及ばなかったものの初めて準優勝し、北星の学生が大会MVP を獲得しました。

ディベートの試合風景
2018年に準優勝。閉会式後、優勝の慶應と記念写真。

これまでの大会テーマ(北星の参加以降のみ)

  • 2008 非正規雇用の正社員化は日本経済にとってプラスか
  • 2009 日本は農産物の貿易自由化を促進すべきか
  • 2010 環境税(炭素税)導入は日本経済にとってプラスか
  • 2011 日本企業が製造拠点を海外に移転することは日本経済にとってプラスか
  • 2012 日銀がおこなった量的緩和政策は日本経済にとってプラスであったか
  • 2013 日本企業はCSR 活動を推進すべきか
  • 2014 田中角栄『日本列島改造論』は日本経済にとってプラスであったか
  • 2015 株主重視のコーポレートガバナンス改革を推進することは日本経済にとってプラスか
  • 2016 日本は外国人労働者の受け入れを推進すべきか
  • 2017 日本は財政健全化を進めてプライマリーバランスを5年後までに黒字化するべきか
  • 2018 (2009年大会と同テーマを再び扱う)
  • 2019 日本版ビックバンは日本経済にとってプラスであったか
  • 2020 国鉄分割民営化は日本経済にとってプラスであったか
  • 2021 雇用・労働の規制緩和を推進することは日本経済にとってプラスか
  • 2022 脱炭素化を推進することは日本経済にとってプラスか
岡本さん

岡本さん

小樽潮陵高校出身 2019年入学

「雇用・労働の規制緩和を推進することは日本経済にプラスか」というテーマの肯定側として6 人のメンバーで参加しました。本大会での試合ではわたしは最終弁論を担当していたので、フリーディスカッションで議論しながら、最後の主張をまとめる作業もせねばならず、苦労しました。ディベートを通じて、パワーポイントの使い方や自分の意見をまとめて発言する力が身に付きました。わたしたちはコロナ禍で対面での試合ができず、大会もオンライン開催となりましたが、いまの3年生は久々に対面での大会ができるようなので、他大学との交流ももっと深められるのではないかと思います。ディベートはチームとしての総合力が試されるので、そうした点でも良い経験をしてほしいです。

工藤さん

工藤さん

北星学園女子高校出身 2019年入学

春にテーマが決まってからすぐに学内でのミニゲームを始め、本戦前の2 か月は夏休みも学校に来て、みんなで取り組みました。地下鉄の中でもパソコンに向かいレジュメをつくるなどもしましたが、つらさより楽しかったという記憶しかありません。みんなと意見交換する中で一体感が生まれ、先輩からも多くのアドバイスをいただきました。オープン戦・本大会と対戦相手が優秀な大学ばかりで得るものも多く貴重な体験ができました。ディベートに取り組んだことで授業を受ける姿勢が変わりました。雇用・労働がテーマだったので、資本主義のありかたに関する講義には特に興味がわきました。ディベートに活用したいという関心が、結果として講義の学びを深める結果となったと思います。