北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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Be The Change

-できないことに挑戦する-

経済学部 経済学科 3年
 佐藤 理央

 海外事情プログラムで、私は「何ごとも、できないことはない」ということを学びました。シドニーに行く前まで、私はいつも物事を「できるか、できないか」で判断し、できないことにチャレンジするのは無駄だから、できることばかり選択していました。しかし、その考えは、渡航後に清々しくひっくり返されました。

乗り気でなかったスタート

▲ビジネス街を歩く

 シドニーでのプロジェクトの一つに、自分たちでアポ取りから始める、自力で企画する企業訪問がありました。初日、私個人は正直、あまり乗り気ではありませんでした。それでもとにかく、私たちはチームでオーストラリアのある大企業の受付に突撃訪問し、「私たちは日本から来ていて、ぜひ社内を見学させて欲しい!」と英語で受付の人に申し出ました。私は冷めた気持ちで、「そんな突然行ったって、まったく相手にされないだろう」と、たかをくくっていました。しかし受付の人は、私たちの現地講師であるアイクマンさんの気迫に押され、「普段はしないけど、あなたたちのために上の人に確認してみます」と言って、掛け合ってくれました。結果としては断られてしまいましたが、私は「絶対にできない」と思っていたことが「できるかも」に変わった、アイクマンさんが身をもって教えてくれた、その瞬間をいまでも肌で覚えています。その時私は鳥肌と興奮でいっぱいでした。「この体験ができただけでも、海外事情に来てよかった」とさえ思いました。

失敗したところで、次に行けばいい

 この時をきっかけに、残りの滞在期間、私はできないと思うことでも、とにかく挑戦しようと決めました。以前は「不可能」と思っていた自分の興味分野の企業へのアポ取りも、「失敗したところで、次に行けばいい。挑戦するのにお金もかからない」と思えました。シドニー大学の先生たちに将来のアドバイスをもらう時も、企業人交流会で質問をする時も、下手な英語でも構わないと思いました。失敗を恐れることがなくなり、今まで高いと思っていたハードルが、異様に小さく見えました。また、こうして実際に行動することで、「自分が伝えたいと思えば、自ずと周りは馬鹿にしないで真剣に受け止めてくれる」ということにも気付きました。

▲行動に移すことで、可能性を広げる

可能性は自分次第で無限に広げられる

 できないと思うことに挑戦する時は緊張するし、何より怖いです。だからこそ、どうすれば上手くできるかを死に物狂いで考えます。シドニー滞在中は、当たって砕けろ、砕けてもマイナスなことはない、という言葉を何度も思い出し、奮起し、行動しました。その結果、自分にできることは、自分が思うよりたくさんあるし、できなかったことがあっても、それも無駄にはならないということを学びました。これから海外へ出ようと思っている人がいたら、「今までの、自分のできる・できないの“ものさし”は、自分の行動によって、無限に伸ばすことができる」ということを感じてほしいです。

 

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