北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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日本では見えなかったMulticulture

-シドニー大学生との学生交流会-

社会福祉学部 福祉計画学科 3年
 佐藤 悠生

テーマは「多様性」

 私はシドニー大学の学生との交流会を通して、他者の考えを受け入れる柔軟さが必要だと実感しました。特に、ある男子学生との出会いをきっかけに「多様性のある社会を創っていくためには、お互いを尊重し合わなければならない」と強く感じるようになりました。
 現在、オーストラリアでは同性婚が認められていますが、日本では認められていません。こうした背景から、私たちは交流会のディスカッションテーマに「性的マイノリティ」を取り上げました。

▲多様性について、お互いの意見を主張

『違い』を知り、受け入れること

 私が出会った彼はイスラム教徒の学生でした。渡航前の私は「オーストラリアの人の多くはみんな同性婚に賛成だろうな。日本の現状を説明したら彼らは何と言うだろう」と考えていました。実際に話してみると、やはり彼らの多くは賛成派であり、「日本の法律はおかしい。人権として同性婚は尊重されるべきだ」と、私と同意見でした。しかし、この男子学生は反対派でした。どの宗教の信仰にも言えることですが、イスラム教徒にも多様な立場をとる人がおり、同性愛に懐疑的な人もいます。
 私はこの交流会でLGBTQを学ぶためには宗教も学ぶ必要があることを知りました。これまでの私は宗教と同性婚の交差性を考えていなかったのです。私は自分の考えの浅さを思い知ったと同時に、一つの問題点を複眼で捉えること、そしてそのために幅広い知見を得ることの重要性を学びました。
 多くの人と交流することで様々な価値観を知ることができます。それが自分とは違う文化を持っている人だと一層面白く、今まで自分が正しいと思っていたものが通用しない事を痛感します。学生交流会での経験は、今まで私に無かった視座を与えてくれました。

▲学生交流会は2日間日程で行われた

 

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