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LGBTQ Mardi Gras

-垣間見える人生のストーリー-

経済学部 経済情報学科 3年
 川口 紗奈

マルディグラ

 私たちはシドニーで世界最大級のLGBTQのパレード「マルディグラ」を観覧し、始まる前には参加者へのインタビューも行いました。マルディグラは州警察や企業・大学の団体等の197チームが参加している非常に大規模なイベントであり、なかには外国から参加している方々もいます。2019年のマルディグラでは世界各国から50万人以上の人々がパレードを観覧しにきていました。マルディグラの起源は1978年に行われたLGBTQの存在を否定する社会に対するデモ行進でした。しかしLGBTQの権利や多様な生き方が認められ始めた現在、パレード参加者は華やかな衣装に包まれ、山車も派手で大掛かりなものであり、老若男女問わず多くの方々が参加しています。

▲パレード参加者へ参加した経緯などをインタビューした

様々な人生のストーリー

 沿道でパレードを見ている方はLGBTQの方も多く私たちの両隣はどちらもゲイカップルでした。右隣にいたのはおじいちゃん同士のカップルで、権利を訴えるプラカードを持ったチームを目の前にして、涙ぐんで顔を見合わせ微笑んだり、肩を抱いて話していたりしていました。また、思い入れのあるチームには立ち上がって手を振ったり、参加者だけでなく、見に来た人々にも様々な人生のストーリーがあるのだと思いました。
マルディグラは色々な考えを持つ人がいるということを体現しているのだと感じることができました。

▲LGBTQの象徴であるレインボーカラーの衣装をまとったパレード参加者

LGBTQの友人にできること

 もしかしたら私の友人にもLGBTQだとカミングアウトしたいけど、言うのが怖いと思っている人がいるかもしれません。私はマルディグラのパレード開始前、ある参加者に「もし、当事者の友人がいたら、私はどのようなことができるだろうか」と質問する機会がありました。すると彼らは「ただ話を聞いてあげる」「ハグをする」「LGBTQの人でも、そうではなくてもお互いを尊重することが大切だよ」と答えてくれました。
 以前はLGBTQの人々について、私は偏見を持っていないし、理解もあるのだと、おごった考えを持っていました。しかし沿道のおじいちゃんカップルや勇気を出してパレードを練り歩いている参加者を見て私たちが想像もできていなかったほどの彼らの心の叫びを感じることができ、彼らが普通に暮らしているように見えても実は、訴えたいことがあったりするのかもしれないのだと思いました。様々な視点から物事を見ていかなければならないと改めて気づかされました。今はLGBTQに対して、日本でも社会レベルでの理解が進み、制度的にもより多様な人権を認める風潮がより一層広まっていったら良いなと願っています。

▲パレードを練り歩く参加者

▲パレード終了後沿道の人々も交え記念撮影

 

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