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山本 慎平(ヤマモト シンペイ)専任講師

プロフィール

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担当科目
生活経済創造論、経済学Ⅰ (短)、経済学Ⅱ (短)、生活とサービス産業、ビジネスコンピューティング、応用ビジネスコンピューティング、生活学基礎演習、生活創造専門演習

研究分野
経済思想史、新渡戸稲造の政治経済思想

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研究室紹介

研究室では本や資料を利用することがほとんどですので実験機材などはありませんが、本棚には経済だけでなく、歴史や哲学など様ざまな本を置いています。その中でも多いのは『新渡戸稲造全集』全23巻 (教文館) を含む新渡戸稲造に関する本です。私はこれまで新渡戸稲造の研究を行ってきました。新渡戸は北星学園大学短期大学部とも深いつながりがあります。学園創立者サラ・C・スミスが、スミス女学校を北星女学校と改名した時、この「北星」という名前を提案した一人が新渡戸と言われています。研究室を訪れたときには新渡戸関係の本に目を通して、彼の思想や業績に関心を持ってもらえると幸いです。

私の担当する経済・経営履修モデルの演習や授業では「お金・商品・サービス」「雇用・経営」「女性と労働」「地域経済」などの観点から日々の生活や北海道の経済について学びます。演習ではさまざまなイベントも用意しています。

授業の様子

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現在の研究課題

これまで、新渡戸稲造の思想について三つのテーマを中心に研究を行ってきました。第一の研究テーマは、旧制第一高等学校校長時代の新渡戸稲造の教養・作法論です。第二のテーマは大正時代における新渡戸のデモクラシー論です。第三のテーマは晩年の新渡戸の自由主義論や国体論についてです。現在は、新渡戸稲造の経済思想・植民政策論に関心を持っています。2017年には台湾に調査に赴き、新渡戸が技師として発展の基礎を築いた台湾糖業の工場跡を視察したり、資料の調査を行ったりしました。また、北海道大学や東京大学、東京女子大学の図書館には多くの新渡戸蔵書が保存されています。現在、これらの蔵書の書き込み調査を行っています。

二つ目の研究テーマは、戦間期日本における新自由主義 (ニューリベラリズム) の運動についてです。ニューリベラリズムは19世紀から20世紀初頭のイギリスに起こりました。従来の自由放任主義を否定し、個人の人格の発展を重視し、その限りで社会政策や国家介入の必要性を認める思想です。ニューリベラリズムは戦後イギリスの福祉国家思想の源流となった重要な思想ですが、それが戦間期の日本へ受容されたことについてはほとんど研究がなされていません。日本の新自由主義運動の特徴を分析し、その意義と限界を検討することによって、戦前日本の自由主義の多様性を明らかにすることを目指しています。

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著書・学術論文・業績

著書

  1. Shimpei Yamamoto (2018), “New Liberalism in Interwar Japan: A Study of the Magazine The New Liberalism," in Yukihiro Ikeda and Annalisa Rosselli ed., War in the History of Economic Thought: Economists and the Question of War, Routledge, Chapter 7, pp. 117-137.
  2. 山本慎平 (2015)「新渡戸稲造―戦前期保守的自由主義の一断面」、佐藤光・中澤信彦編『保守的自由主義の可能性―知性史からのアプローチ』ナカニシヤ出版、第6章、179-207頁

学術論文

  1. Shimpei Yamamoto (2019), "The Social Possibilities of Economic Bushido: Inazo Nitobe's Bushido: The Soul of Japan and its Application to Modern Society," 『北星学園大学短期大学部北星論集』/Hokusei Review, Junior College, (17), 11-29, Mar. 2019.
  2. 山本慎平 (2015)「新渡戸稲造の保守的自由主義-イギリス流の教養作法・人格・自由-」博士学位申請論文 (大阪市立大学)
  3. 山本慎平 (2015)「旧制第一高等学校校長時代における新渡戸稲造の指導者教育論―『校友会雑誌』を中心にして―」『経済学雑誌』第115巻第4号、大阪市立大学経済学会、47-68頁
  4. 山本慎平 (2012)「大正期における新渡戸稲造のデモクラシー論」『経済学雑誌』第113巻第2号、大阪市立大学経済学会、85-103頁
  5. 山本慎平 (2007)「新渡戸稲造の『武士道』と日本人の『自律』-日本の心「武士道」を現代にどう生かすか」『新渡戸稲造の世界』第16号、財団法人新渡戸基金、169-182頁

その他

  1. Shimpei Yamamoto (2019), "Comments related to Professor Arie's Paper : How Nitobe Inazo understood Adam Smith?," 『經濟學論集』/ The Journal of Economics, Graduate School of Economics, The University of Tokyo, Vol. 82(3), 39-41, Feb. 2019.
  2. 中村健吾、山本慎平、北西正人、岩熊典乃他 (2014)「書評―合評会記録―表弘一郎『アドルノの社会理論―循環と偶然性』白澤社2013年」『経済学雑誌』第115巻第2号、大阪市立大学経済学会、75-76頁

受賞

  • 2006年9月 財団法人新渡戸基金『武士道』懸賞論文最優秀賞

学会発表

  1. 第30回日本経済思想史学会大会、「新渡戸旧蔵書の書き込みから見る新渡戸稲造の経済思想」長崎大学、2019年6月16日
  2. Political Economy Tokyo Seminar (PoETS), ‘Nitobe Inazo's Marginalia in Books in the Nitobe Collection,' University of Tokyo, Feb. 19, 2019.
  3. The 44th annual History of Economics Society (HES) Conference, "An Acceptance of New Liberalism in Interwar Japan: The Early Years of the Magazine The New Liberalism" University of Toronto, Canada, June 23, 2017.
  4. 第81回経済学史学会2017年度大会、論題「戦間期日本の新自由主義受容―新自由主義協会と雑誌『新自由主義』前期―」徳島文理大学、2017年6月4日
  5. 29th History of Economic Thought Society of Australia (HETSA) Conference, "New Liberalism in Interwar Japan: A Study of the Magazine, The New Liberalism, 1931-1933," Federation University, Australia, July 14, 2016
  6. 日本思想史学会第4回西日本例会、論題「武士道と商人道―新渡戸稲造を中心にして」同志社大学、2016年3月26日
  7. 経済学史学会関西部会第169回例会発表、論題「雑誌『新自由主義』からみた戦間期日本の新自由主義運動」大阪経済大学、2015年12月12日
  8. 4th ESHET-JSHET Joint Conference, "New Liberalism in Prewar Japan: A Study of the Magazine, The New Liberalism," Otaru University of Commerce, Sep. 13, 2015
  9. 17th World Economic History Congress Poster Session, "Nitobe Inazo's Conservative Liberalism in prewar Japan: British Forms of Manners, Personality, and Liberty" Kyoto International Conference Center, Aug. 4-5, 2015 (ポスター発表)
  10. 2014年度社会思想史学会大会セッション報告、セッション名「自由主義思想の射程」、報告論題「昭和初期における新渡戸稲造の自由主義思想」、明治大学、2014年10月26日
  11. 経済社会学会西部部会報告、論題「新渡戸稲造における人格主義とソシアリティー」、神戸大学、2013年11月30日
  12. 日本思想史学会2013年度大会個別発表、論題「一高における新渡戸稲造のイギリス流エリート教育の試み―『校友会雑誌』における校風論を手がかりに」、東北大学、2013年10月20日
  13. 日本経済思想史学会例会報告、論題「新渡戸稲造における修養と作法―一高校長時代を中心として」、慶應義塾大学、2012年12月15日

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社会での活動

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最終更新日:2019年07月30日