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【心コミ・リレーエッセイ 第1回:「〈きょういく〉という言葉から見えてくる世界」(片岡徹/准教授 専門:教育学)】

2020/06/01

この度、心コミのスタッフによるリレーエッセイを掲載することにしました。それぞれのエッセイを通して、更に心コミのスタッフのことや取り組みのことなど、より身近に感じて頂ければ幸いです。

第1回は、片岡徹准教授です。


 毎年1年生の授業の中で、「学校教育から考えるコミュニケーション」と題して講義をしています。その際に、必ず学生達に「よく教育は共に育てる、すなわち共育とも言われますが、みなさんもその他の〈きょういく〉について考えてみて下さい」という質問を投げかけています。


 学生達は色々な意見を積極的に出してくれます。例えば、新しい学びをする場であるということから「驚育」、教員と子ども達がそれぞれの感性を持ってコミュニケーションをすることから「響育」、丈夫な体、豊かな心を育むということから「強育」など、実に様々な意見が出てきます。


 このように二文字で表す学生が多い中で、「今日育」という三文字で表現してくれる学生もいます。日々の学びを通して人が育っていく、というイメージから考えてくれました。学生達の柔軟な発想から私が学ぶことがとても多い毎日です。これからも学生達と共に学び、そして共に成長出来る関係でありたいと思っています。