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【心コミ・リレーエッセイ 第26回:卒業研究から見える学生の成長と新入生への思い(大島寿美子/教授 専門:コミュニケーション学(科学、医学、ケア、ジャーナリズム)/グループアプローチ)】

2021/01/20

入試が近づき、受験生は勉強にさらに力を入れる日々を送っていることと思います。先が見えず不安になることもあると思いますが、日々の勉強を通して知識を身につける喜びを感じながら、受験当日に備えてもらいたいと思います。

推薦などですでに入学が決まっている高校生のみなさんは4月以降のキャンパスライフを期待と不安の入り交じった気持ちで思い描いているかもしれません。4月にみなさんを迎え、学びを深めていける日を今から楽しみにしています。

 

さて、現在、心コミではゼミごとの卒業研究発表会が開かれています。今年は対面とオンラインを併用した形式となりました。どの卒業研究も、学生自身が悩み、もがき、試行錯誤しながら進めてきた研究であり、4年間の成長の軌跡がうかがえる内容となっています。社会問題を取り上げた文献研究や調査研究、コロナ禍でもオンラインを活用したり感染予防を万全にして実施したフィールドワーク、心理学の実験や調査研究、心コミならではの映像を活用した作品と、今年度も興味深いものがたくさんありました。卒業研究を通じて、大きく成長した学生の姿を目の当たりにできるのは何よりの喜びです。

 

心コミでは、ひとりひとりが卒業研究への取り組みを通じて、社会人として、さらには人生を通じて生かせる知識や技術を身につけられるようスタッフ全員でサポートしています。卒業研究での経験が就職や進路に結びついた卒業生も数多くいます。

 

今度の新入生は4年後どんな風に成長し、どんな卒業研究を完成させて社会に羽ばたいてくれるのでしょうか。気が早いと言われそうですが、いまから4月に出会うみなさんと、4年後に大きく成長したみなさんの姿を頭に思い描いています。