NEWS & TOPICS

【心コミ・リレーエッセイ 2021年度 第18回:「フィールド実習(教育系)を通して学ぶコミュニケーション」(片岡徹/准教授 専門:教育学)】

2021/10/20

 心コミ2年次の必修科目であるフィールド実習という科目は、心コミの中でも学生達の学びが大きく飛躍する科目の一つです。フィールド実習には野外系、地域系、産業系、そして私が担当する教育系があり、学生は一つ選択をします。教育系では、夏休みの期間に札幌市内にある児童会館またはフリースクール(札幌自由が丘学園)で実習を行います。実習時間は84時間で、現場の職員の方々から助言を頂きながら実習に臨むことになります。実習を通して、児童生徒達のみならず、職員や保護者、そして地域の方々など、大人とのコミュニケーションについても現場感覚をもって学んできます。そして、何よりもこれからの大学生活やその後のキャリア等について考える良い機会にもなっています。

 このフィールド実習は、事前学習、実習、事後学習という流れで展開していますが、今後は最終レポートの執筆と実習成果を報告するプレゼンテーションの準備に取りかかります。教育系を経験して卒業した学生達の中には、児童会館の職員や学校教員など、教育関係の職業に就いている人もいます。この実習を通して、引き続き同じ社会の中で人々が支え合って生きているということを学んで欲しいと願っています。



キャンパス内にあるカフェの外観