新型コロナウイルス感染も3年目を迎え、北海道は12月の初旬になって、第8波と呼ばれる感染状況が少し落ち着きつつありますが、日本国内の感染状況は、相変わらず、収まる気配がありません。病院、高齢者介護施設、学校はクラスターの発生が続いています。そんな中、感染時の重症化リスクを下げるとされる新型コロナウイルスワクチン接種は伸び悩んでおり、特に、若年世代の接種が減っていると言われています。もちろん、ワクチンの接種は個人の自由であり、強制されることはないのですが、昨年、アメリカでは、ワクチン接種を広めるために、専門知識の勉強をしたボランティアたちが、ワクチン接種に対して不信感を持っている人たちに周知をする活動を行っていました。その際に、単に、接種を勧めるのではなく、利点と問題点を丁寧に説明して議論をすることを目指していました。日本人ももっと自分たちの感情や考えを日常的に表明して議論する場を持つことも必要であると思います。本学科には、「プレゼンテーション演習」という授業があり、コミュニケーション技術の研鑽を行って、自分自身の表現を拡充することを目的としています。こんな経験が、コロナ感染を減らす役に立てば、うれしいのです。