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【心コミ・リレーエッセイ 2023年度 第18回:社会調査法「学生プロジェクト」のグランプリが決定!(寺林暁良/准教授 専門:環境社会学/地域社会学)】

2023/12/20

心理・応用コミュニケーション学科では、2年次になると「人間科学コース」と「地域国際コース」の2コースをいずれかを選択します。「社会調査法」は「地域国際コース」2年次後期の必修科目で、蓑内先生、片岡先生、私の3人が担当しています。卒業研究や実社会において社会調査を読み取ったり、使いこなしたりする能力を身につけることが目的の授業で、調査倫理や事前調査などの社会調査の基本を学んだ後、アンケート調査やインタビュー調査、観察法などの調査を実践的に学習します。


「社会調査法」では、授業の集大成として「学生プロジェクト」を行っています。これは、学生たちが小グループごとに自分たちでテーマを考え、複数の方法を組み合わせて調査を実施し、その結果を分析して考察をまとめてプレゼンテーションする、というものです。今年は、20グループがプロジェクトに取り組みました。


12月19日に学生プロジェクトの最終発表会が行われ、学生相互評価によってグランプリと準グランプリが決まりました!


準グランプリは、キャッシュレス決済の普及率や普及によるメリットやデメリットを、アンケート調査と観察(事象見本法)によって明らかにした2班「チームゆあん」でした。


チーム「ゆあん」のプレゼン資料


そして映えあるグランプリは・・・プラスチックごみ問題に関する意識を、同じくアンケート調査と観察(事象見本法)によって明らかにした7班「ペット」でした!


チーム「ペット」のプレゼン資料


※スライドには個人情報保護の観点から、一部加工を施してあります。


どちらの発表も、調査の結果が的確に分析されていたことに加え、スライドの見やすさやプレゼンテーションのわかりやすさも評価のポイントになりました。グランプリと準グランプリを獲得したグループ以外も、「未婚化・晩婚化」「年収の壁」「食品ロス」「ジェンダー」「ハラスメント」「ネット依存」「親の介護」「イヤホン難聴」などなど、身近な社会問題を取り上げてしっかりと調査してくれました。今回の経験を、ぜひ3年次以降につなげていきましょう!