生前、父が常々感動したと語っていた能登を初めて訪れたのは2016年の11月。夜の千枚田を訪れ、名物ののどぐろを食し、輪島の朝市を堪能しました。当時の日記には大雪のために帰札を早めたとあります。

　アレルギーで温泉に入れない僕ですが、細やかなおもてなしのおかげで身も心も暖まることが出来ました。お世話になった駐車場のおじさん、美味しい料理を作って下さった花板さん、丁寧に対応して頂いた漆器店の皆様、この寒さの中のご無事を祈らずにはいられません。新年を寿ぐタイミングでの大地震から１か月、心よりお見舞い申し上げます。

　この文章、締切に間に合わせるべく30日に開催予定の心コミ卒業研究ポスター発表会の前に書いています。ゼミ生ともども、何の疑いもなく開催を前提に準備をしていますが、未来のことは誰も分かりません。変わらぬ日常生活を送れるありがたみをかみしめつつ、タイトルが「開催されました」に修正できることを祈るばかりです。

夜の千枚田。大混雑の駐車場で係員のおじさんがうまく誘導してくれました。

のどぐろの塩焼き。花板さん曰く「塩が一番」。

輪島の朝市。漆器店が並んでいました。両親の金婚式に夫婦箸を買いました。

2024年1月30日追記：

本日、無事ポスター発表会が開催されました。今年の4年生は2020年入学ということで、コロナ禍にもっとも翻弄された学年でした。予想もしなかった大学生活だったと思いますが、自分なりに納得して卒業していってくれると良いなと思っています。