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後藤ゼミ:「認知科学研究」(第7巻)完成

2011/03/18

2010年度後期はまったくしばらく更新のなかった後藤ゼミ情報ですが、ゼミ自体は普段どおり着々と進んでいました。

その間にゼミ論が2冊刊行されました。内容は以下の通りです。


第7巻第1号

■原著

直接的な接客場面に限定したメタ認知尺度の作成と妥当性の検証

大学生海外留学経験者におけるリバースカルチャーショックの時間経過に伴う変化

再活性化の検証による線画記憶に対する分散効果 ―検索時間と記憶成績を用いた実験的検討―

ビブラートとテンポが二胡楽曲における悲愴感に与える影響

動的な照明はどのような音楽と調和するのか ―光色変化の仕方と音楽ジャンルおよびテンポとの相互作用―

■資料

日本語を母語とする韓国語学習者と英語学習者の母語と学習言語の統語構造の関係

■寄稿

文の予測性および“フォーカス”が読み手の文章理解過程に与える影響

■報告

7期生の報告:半年間を振り返って
卒業生だより

■2010年度上半期 後藤ゼミの歩み


第7巻第2号

■原著

吹奏楽奏者が集団演奏時に経験するフロー状態の因子構造

プライミングによる音楽聴取抑制が文章要約課題に与える逆説的効果

食品添加物に関する情報の呈示順序と情報源および食の安全意識が食品の選択に及ぼす影響

携帯電話の文字入力熟達度と文章の文字数が文章完成度に与える影響

■資料

線画の同定判断に典型色と文字情報が及ぼす相互作用

■論文紹介

打楽器音による即興演奏を通しての感情コミュニケーション

メタ認知尺度開発のための予備的研究

■報告

4年生/修了生振り返り
卒業生だより

■2010年度下半期 後藤ゼミの歩み

あとがき


第1号は6期生(4年生)の集大成とも呼べる論集、第2号は7期生(3年生)初の論集です。特に第2号では、後藤ゼミに伝統的な音楽心理学の領域に加えて、新たにポジティブ心理学(Positive Psychology)の領域の研究も加わりました。今後の発展に乞うご期待。

後藤ゼミに興味のある2年生、他ゼミの3年生、4年生も是非ご覧下さい。
(過去のゼミ論はこちら:6(2)6(1)5(2))。