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阪井ゼミ 活動報告 ~南三陸町より~ その2

2011/06/06

29日(日)は南三陸町の高台にある志津川中学校を会場に、福興市が開かれました。これは町民の皆さんが今回の被災体験を乗り越え、再出発を誓い合う催し。先月から始め、今回が2回目です。会場の同中グラウンドでは地元漁協や商店をはじめ、全国から集まるボランティアの人たちが計50のブースを設け、さまざまな物産を持ち寄って、町民やボランティアの人たちに格安で提供しました。


大勢の来場者でにぎわう福興市会場


本学の学生たちは、昨日作った復興グッズ「オクトパス君」を同市本部横で販売。「一家に1つ、オクトパス君はいかがですか」と声をからして売り込みました。来場者の関心は非常に高く、閉市までの4時間で用意した1000個をほぼ完売しました。


福興市会場で復興グッズを販売する学生たち


学生たちは復興グッズの販売をしながら、交替で、被災した方たちのお話をうかがいました。会場内の教室では、町民の皆さんが被災体験を語る催しなどもあり、学生たちも生々しい体験の数々を熱心に聞き入っていました。


会場近くの路上に、被災地で見つかったばかりの写真が並べられていた


福興市会場の志津川中学校から見た被災地


この日はあいにくの雨にもかかわらず、会場には主催者発表で1万5千人が訪れ、太鼓演奏や神輿(みこし)の披露などもあって大盛況でした。

まだまだ震災の影響が色濃く残っている中で、少しでもこういった明るい話題が増えて欲しいものですね。