片岡ゼミでは、「ほっこりふれんずプロジェクト」として、これまで児童書や図鑑を集めてきました。当初は小学校へ寄贈しようと考えておりましたが、小学校の先生と電話で相談させて頂いたところ、既に全国より集まって来ているので、東日本大震災で被害を受けた児童館や保育所に寄贈してはいかがでしょうか、という助言を頂きました。

　そこで、日頃よりフィールド実習（教育系）の児童会館でお世話になっている財団法人札幌市青少年女性活動協会に相談させて頂いた所、全国の児童館のネットワークを通じて支援に当たっているお話を伺い、既に札幌市からも現地でニーズを確認するために児童会館の館長先生を含めて2名の方が訪問されたことを知りました。また、近日中に子どものために本やおもちゃを持参するために再び現地入りをすることを聞き、私たちが集めた本も届けて頂けることになりました。

　そして先日、岩手県の児童館へ無事に届けましたという連絡を頂きました。子どもたちのもとへ実際に本が届き、喜んで頂けたことを本当に嬉しく思います。

　今回の経験を通して、支援をすることの喜びと難しさ、そして数多くの方々の支えがあって成り立つことを再度実感しました。

　この場を借りて、本を寄贈して頂いた皆さん、そして財団法人札幌市青少年女性活動協会の職員の皆様に、心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。