8月31日から1泊2日で、片岡ゼミ（3年生）恒例のゼミ合宿を行いました。
片岡ゼミ4期生である今年度は、函館で行いました。1期生は帯広、2期生は函館、3期生は帯広でしたので、函館では2回目のゼミ合宿となります。

　ゼミ合宿のねらいは、教育と子どもに関して、フィールドワークを通して現場から学ぶことと、ゼミの中での親睦を深めることでした。

　1日目には全員で、遺愛女子中学校・高等学校を訪れました。事前学習として遺愛に関して歴史を調べたり、学校の特色を調べた上で訪問しました。当日はお忙しい中、教頭先生をはじめ色々な方々にお時間を作って頂き、お話を伺うとともに校舎の中を見学させて頂きました。中学校の体育の授業を見せて頂いた時には、それぞれの中学校時代を思い出し、懐かしい感じさえしました。

　2日目には、函館少年鑑別所と乳児院さゆり園を二つのグループに分かれて訪問を行いました。

　前者の少年鑑別所は、7月下旬にゼミ全員で千歳市にある紫明女子学院（少年院）を訪れていたこともあり、その役割の違いについて実際に法務教官の先生からお話を聞くことが出来ました。所内を実際に見せて頂く機会にも恵まれ、さらに少年鑑別所の役割やそこから通して見える現代の子どもの課題についても深く考えることが出来ました。後者のさゆり園では、乳児院に入る子ども達の背景や特徴、そして職員の方々が日々子どもたちのために心がけていらっしゃることについて、お話を伺うことが出来ました。両者ともに専門性をもって仕事に励んでいる姿勢は、学生にとって大きな刺激となり、中には4年次の卒業研究に関連する内容を調べようとする学生も出てきました。

　このような学びに加えて、ゼミ生同士の親睦を深める良い機会ともなりました。
函館ということで共に朝市に行き、夜には幸い晴天だったこともあり、目映いほどの函館の夜景を見ることが出来ました。その時の感動は、今なお心の中で輝き続けています。




　最後になりますが、私たちのために貴重な時間を費やしてお話して頂いた方々に心より深謝申し上げます。この学びを今後もゼミ内外での学びに必ずつなげて行きたいと思います。