片岡ゼミでは、現在の教育や子どもの状況について議論をしています。
前期に入り、子どもの貧困や社会における不平等、そして進学格差に関する文献を集中的に講読して議論をしてきました。それを終えた後に、片岡ゼミでは恒例の学校訪問を行っています。

6月には札幌市内の高校を、そして7月には石狩市内の中学校に足を運び、現場から見えてくる教育の課題や子どもたちが置かれている現状についてヒアリングを行いました。とりわけ後者では、子どもたちが人間関係を築くことが不得手になってきていることや、とりもなおさず子どもたちは家庭や社会の影響を強く受けていることを聞き、大変勉強になりました。

今後は8月に少年院を訪問し、矯正教育の現場からさらに学びを深めようと思っています。また、9月にはこちらも恒例のゼミ合宿を旭川で行い、高校訪問に加えて児童養護施設と旭川市役所で子育て支援に関する部署を訪れて、調査を行う予定です。いまそのための事前学習に取り組んでいます。

今後も片岡ゼミのモットーである「文献と現場の往復運動」を大切にしながら、ゼミ全体で学んでいこうと思います。