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'12 基礎演後藤組 学生ディベート

2012/10/24

後藤担当の基礎演習では、「発想力を身につける」という目標のもと、13人のメンバーが一緒に勉強しています。

その第一歩として、様々な視点から考え、調べ、自分の言葉で発言するための訓練として、学生ディベートを行いました。

これまでに「成人年齢を18歳に下げるべきか」、「少年法と少年犯罪について」、「出生前診断の是非」等、様々なテーマについて議論を闘わせてきました。

学生ディベートの最終回は「それでも中国に進出すべきか」。尖閣問題をはじめ、いろいろな問題があって関係がぎくしゃくしている日本と中国ですが、多くの企業が進出し人的交流があるのも事実です。
この旬なテーマについて、90分徹底的に議論しました。

ディベートでは、準備班が準備した資料に基づいて議論が始まります。




賛成派からは

・日系企業で働いている人の雇用問題や、日本の製品をあてにしている人が困る
・日本は軍隊もなく、安全面からも隣国と仲良くしておくべき
・現実問題として、一気に引き上げるわけにはいかない
・困難な時だからこそ撤退するのではなく、根本的な関係改善をはかるきっかけにすべき

といった意見が出ました。




一方、反対派の意見としては、

・人件費の観点だけを考えて安易に進出するのは慎重であるべき。
・一国に依存している状態は危険。一気に減らすのは難しいが、段階的に他の国にも投資を増やすことでリスクを分散させるべき。
・これをきっかけに国産を見直し、国内の産業を活性化させる施策をとるべきだ。
・政治体制や思想が異なる以上、完全に理解しあうことは難しい。国益を損ねないつきあいをすべきだ。

という意見が出てきました。




いずれも非常に納得できるもので、2回に渡る討議後の判定では、両者ドローということになりました。ディベート後は、全員が本音で語り合いました。

基礎演後藤組では、ブレインストーミングやマインドマップなどの手法を取り入れながら、今後も発想法の基礎力をつけていきます。