COURSE POINTS
高度で専門的な情報活用能力を身につけ、経営・マーケティング・会計・情報の各分野で活躍できる人材を育てることを目的として、企業経営全般と情報処理について理論的な知識を、実践形式でバランスよく学ぶことができます。
他社との競合、新たなビジネス…刻々と変化する環境においても企業が存続・発展できるよう戦略を考える。それが経営学です。そして、その戦略はそこで働く人々全員が共有することで円滑な実行が可能となります。社員の熱意を高める風土醸成、社内協力を促す適切な役割分担など、“人と組織”の目指すべき関係を探るのも経営学の大切な役割。これらの考察は、企業のみならず、官公庁やNPO、病院などあらゆる現場で活用できます。本学科の経営分野では基礎から応用まで網羅し、企業や組織の一員として、あるいは起業家として活躍するために必要な知識・能力を養います。
販売・金融・流通・運輸などのビジネスや公共・教育などのサービスの業務対応における情報システム技術者、経営情報分析やシミュレーション・アプリ開発のエキスパートを育成。高等学校教科「情報」の教員免許も取得可能です。情報科学系の基礎教育としては情報化社会と情報の価値、コンピュータ原理、ソフトウェアとシステムの理論、プログラミング、情報システム、コンピュータ・ネットワーク、データベースシステムなど、経営情報学系の専門教育としては経営科学、意思決定支援やシミュレーションなどの情報関連技法、経営情報システム、分析・設計などのシステム関連技法を学びます。
マーケティングの役割は「顧客価値の創造とブランド構築」という中核的な経営機能を通し、企業の堅実な成長の仕組みをつくり上げることにあります。現代のマーケティングにおいては、「消費者の生活世界における消費行動の本質的意味」「ブランドと消費者との間に築く強い絆」への探究が行われ、人々への心理的・精神的な働きかけがより重要とされています。本学科のマーケティング分野では、地域プロデュースプロジェクトをはじめとする実践的アプローチをプログラムに組み込み、マーケティングにおけるさまざまな戦略と課題について、理論と実践の両面から楽しく深く学ぶことができます。
個人商店からNPO、行政組織、大企業にいたるまで、あらゆる経営組織で必要とされる会計の知識。最近では国際会計基準(IFRS)が日本企業に適用されることに伴い、グローバルスタンダードな専門知識を持つ人材が一層求められています。本分野では、会計を経営と情報を結びつける“要”として位置づけ、経営分野や情報分野との関係を絶えず意識しながら学びを深めます。計算技術の習得はもちろん、会計処理方法のベースとなる会計理論への理解も欠かせません。公認会計士や税理士のほか、国税専門官のような会計を専門とする公務員を目指す上でも必須の要素です。
経営情報学科のカリキュラムは、様々な科目により構成されています。自分の将来設計に応じて示されている科目を参考に、専門性を身につけてください。これらのモデルはあくまでも一つの目安ですので、履修モデルとは異なる科目の選択も十分に可能です。 代表的な5つの履修モデルを紹介します。
総合的な学びを社会で活かせます
経営モデル
主に「経営学」を中心として構成されています。将来、企業を経営したり、ビジネスの現場で活躍したいと考えているみなさんが経営に関わる幅広い知識を効率良く身につけることができるように構成されています。
トレンドに敏感な人にもオススメです
マーケティングモデル
商品やサービスが売れる仕組みを考える「マーケティング」を中心に学びます。将来、企業で商品企画や営業の仕事をしたい、広告代理店や企業で広告やプロモーションの仕事をしたい、家族が経営しているショップを継いだり、自分でショップを経営してみたい人などにお勧めです。
経営に関してアドバイスすることもあります
会計モデル
司法試験と双璧をなす公認会計士(CPA)試験。試験範囲も広く、幅広い領域を学ぶ必要があります。このモデルは、アカウンティング分野を中心に据え、経済学やマネジメントの基礎、商法等、受験のために必要な基礎的知識を履修するモデルです。
近年、とても重宝される分野です
情報モデル
コンピューター、ネットワーク、情報システムに特化した履修モデル。経済、経営系の科目は必要最低限にとどめ、情報システム系科目全般の勉学に全力を注入することが目的です。
コミュニケーション力もとても重要です
教職モデル
高等学校「商業」免許の取得に加え、「情報」免許も取得することを想定した履修モデルです。「商業」の教員採用にあたって、「情報」の免許も取得している方が有利です。これからの時代の商業教育では「情報」の知識は必須で、商業教育を目指す者にとって最適な履修モデルです。