対立と対話の授業 LGBTQ論
経済学部 経営情報学科 4年
片山陽菜
- 国
-
アメリカ
- 期間
- 1年間
- 形態
- 派遣留学
渡航:2023年
先進的なアメリカで学びを深める
LGBTQ論の授業は渡航前から履修したいと考えていた授業の一つでした。英語副専攻課程の中で、LGBTQの若者について知識を深めたり、誰もが暮らしやすい社会づくりを目指した活動を行ったりしていたので、この分野で先進的なアメリカでさらに学びを深めたいと考えていたからです。ディスカッションベースのクラスで、学生が日頃の疑問を持ち寄ってテーマが決められています。例えば「マイノリティを定義づけることは、当事者の暮らしやすさに果たして繋がっているのか」のようなことを話し合います。写真はMicheal Hallです。ここの地下二階にLGBTQ論の教室があります。

性的指向をオープンにできる環境
また、学生が自分の性的指向をオープンに公表することができる空間がクラス内にあることが素敵でした。学生の意見は時には対立し、白熱することもありました。しかしそんな時でも険悪な雰囲気で終わることはなく、最終的には互いを受け入れて終わるような環境でした。授業のたびに両極からの意見を聞くことができ、常に新たな視野を得ることができたと感じています。また、ルームメイトとLGBTQ論について語ったり、実際にドラァグクイーンショウを見に行ったりしたことは、さらに授業の学びを深めてくれました。

最終課題は自由
驚くことに、このクラスの最終課題は自由でした。学生一人一人がとにかく意欲的で、その結果課題を自由にできるほどの信頼関係が先生と学生の間で確立されていることが本当にカルチャーショックでした。私はメインで映像制作のクラス群を履修していたので、そこに関連させて性的マイノリティを描いた映画「Little Women (邦題:私の若草物語)」を分析するレポートを提出しました。この課題を通して、映像制作の学びとLGBTQ論での学びを紐づけることができました。こうして一つのテーマを掘り下げることで、どんな勉強でも自分次第でいくらでも興味深いものにできると感じるようになりました。
利用した留学プログラム
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