Baan Jing Jaiの小さな友だち

文学部 英文科 2年

原有那

原有那さんの留学レポート

国・地域
タイ
期間
9日間
形態
国際ボランティア・ワークショップ

渡航:2025年

沈黙から笑顔へ
Baan Jing Jaiで出会った小さな友だち

「ほとんど話さない」男の子

Baan Jing Jai孤児院での子どもたちとの交流は本当に楽しくて、幸せな時間でした。子どもたちには、すごく人懐っこくてすぐに打ち解けられる子もいれば、最初は恥ずかしがりやで仲良くなるのに時間がかかる子もいたり、自己主張の強い子もいれば、一人で静かに泣いている子もいたり、色々な子どもたちがいました。
その中でも、一人印象に残っている子がいます。4歳くらいの男の子で、最初の方はこちらに興味を示すけど、あまり人懐っこい子ではありませんでした。すごく静かな子で、一人でいることが多くて、だんだん仲良くなってきても私の周りに別の子どもたちがたくさんいると離れていってしまう子でした。
また、Baan Jing Jaiの子どもたちはおしゃべりな子が多いのですが、その子はほとんど話さない子で、職員さんにも「この子はあまり話せないの。」と言われました。主張もあまりない子で年上の子に押されても何も反応せず、静かにその場から離れたり、みんなから見えないところで、一人で泣いていたりする子でした。

ほどけていく沈黙

ですが、毎日その子と遊び、一緒に過ごしていくうちに、ボランティアの後半の方になってくるとその子が笑うことが増え、私たちがBaan Jing Jaiに来たら走って出てきてくれたり、手を握ってくれたり、こっちに行こうと引っ張っていってくれたりしました。また、私たちが日本文化紹介でおにぎりをみんなで作った際、おにぎりを食べて、初めて自分から話しかけてくれました。他にも、その子と私が手を繋いでいたのですが、別の子が繋ごうとして、その子の手を離そうとしたとき、私の手を強く握って頑なに離そうとしなかったことがありました。その子とずっと一緒にいたので、その子がこのような行動をしたのが、すごく驚いた半面嬉しくも思いました。このようにだんだん表情が豊かになっていって、自分の主張をしてくれるようになったことは、本当に嬉しくて、少しでも子どもたちに寄り添えていたんだなと感じるできごとでした。 

今回このタイ国際ボランティアに参加させていただいて、本当に多くのことを経験し、学びました。 今後も子どもたちとの時間を忘れず、次の一歩につなげていきたいと思います。

トップへ戻る