VOICE
STUDENT’S VOICE 01
心理学を学び始める最初の一年間では、まずは心理学と出会い(心理学概論)、心理学とはどのような学問か、何を研究しているかを学びます。
同時に、心を科学的に理解するための研究方法(心理学研究法)や、統計分析(心理学統計法)の初歩を学びます。
初歩とはいっても、4年間の学びを支える重要な内容を取り扱います。
1年次では主に心理学の基礎を学びました。4年間心理学を学ぶための基盤をより強固なものにするために、1年次のうちから積極的に授業に参加することをおすすめします。
3年次からはゼミに分かれての活動が中心になるので、比較的学科全体での授業が多い1年次に同じ学科の学生と交流ができるよう心がけました。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1 | 日本語表現Ⅰ | 政治学Ⅰ | 日本国憲法A | ||
2 | 英語Ⅰ | 心理学概論 | 英語I | 情報入門 | |
3 | 心理学 研究法 |
学びと キャリア形式 |
キリスト教の 歴史と文化I |
身体の科学I | |
4 | 社会福祉入門 | ||||
5 | |||||
6 |
休日はリアル脱出ゲームを楽しんでいます。
写真は脱出ゲーム×トリックアートのときで、脱出は成功しました!
理論ばかり学んでいると、そんな声も聞こえてきそうですね。
理論とは、多数の事実を説明するひとまとまりの概念や法則性のこと。個別の事実があるだけでは、なにも説明できません。
そして科学とは、現象(事実)を説明する理論を作り、その世界を理解することです。心理学は、まさに「心を科学する」学問なのです。
STUDENT’S VOICE 02
2年目からは、本格的な専門教育へと進みます。
この年から、認知・社会・発達・感情などの心理学の基礎領域や、健康・臨床・障害などの応用領域の知識を学ぶ授業が始まるとともに、研究手法である実験や調査、さらには対人援助に必要な心理査定や心理的支援の方法を、座学だけにとどまらない実践的な授業によって学びます。
2年生は1年生と比べて履修可能な学科専門科目が多いため、基礎心理科目や臨床心理学関連科目など、心理学の幅広い分野に関わる科目を履修しました。必修科目である心理学実験で現象についての科学的分析を学ぶなど、1年を通して自分が興味のある分野の理論や専門知識をより深く、多角的に学ぶことができたと思います。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1 | |||||
2 | 知的障害 教育方法論Ⅰ |
産業・組織 心理学 |
心理学的 支援法 |
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3 | 英語Ⅲ | 英語Ⅲ | 身体の科学Ⅰ | ||
4 | 発達心理学 | 心理学実験 | 福祉心理学 | ||
5 | 心理学実験 | 知的障害者 の心理 |
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6 |
吹奏楽部に所属して、クラリネットを担当しています。
本番に向けて日々練習に取り組んでいます!
気持ちはわかります。ですが、統計は、不確かな状況での意思決定を助けてくれます。
例えば、「○という資質を持つAさんには、心理療法 X、Yのどちらが有効か?」という判断をする場合も、統計に基づいて行います。
その後のさまざまな領域で役立つとても大切な科目なので、ぜひ頑張ってください。
STUDENT’S VOICE 03
3年目からは、興味関心に応じて、科学としての心理学を究める心理科学コース、臨床場面での対人援助を学ぶ心理臨床コースに分かれます。それぞれのコースに所属する教員のゼミに所属し指導を受けながら、卒業研究につながるテーマを深掘りします。ただし、専門科目は、所属コースに縛られずに履修することができます。
2年生までに必修科目の履修を終え、講義数が少なく、自由度が高かったです。ゼミに所属し、卒業論文に向けた活動を行いながら、ゼミ論、就職活動、アルバイトを大学の講義以外にも並行して行っていました。また、ソーシャルスキル実習の講義ではグループをはじめ、人とのアサーティブな関わり方を学ぶことができました。
mon | tue | wed | thu | fri | |
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1 | 臨床発達 心理学 |
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2 | 専門演習Ⅱ | 精神疾患と その治療Ⅰ |
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3 | 体育実技Ⅱ | ||||
4 | ソーシャル スキル実習 |
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5 | ソーシャル スキル実習 |
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6 | 病弱者の 病理保健 |
病弱者の 心理 |
運動が好きなため、札幌付近の大自然のアスレチックやレジャーを全力で楽しんでいます。
ゼミは、比較的少人数で行う「専門演習」の授業です。担当教員の指導の下で、論文や専門書を講読したり、グループ研究をしたりと、いろいろな活動を行います。ディスカッションや発表を通じて、ゼミ生と協力して専門知識を身につけます。先生とも距離が近くなるのが特徴です。
STUDENT’S VOICE 04
4年目では卒業論文を作成します。自分で決めた研究テーマについて、実験や調査などの計画を立て、実際に研究を実施します。さらに、結果を分析し、結論をまとめ、一つの論文として作り上げていきます。論文作成には、それまでに学んだ全ての知識や技能を注ぎ込む必要があり、まさに4年間の学びの総仕上げとなっています。
4年次は、自分の興味・関心について深堀りできる一年でした。発達障害に興味があり、卒業論文のテーマとして調査研究をしました。4年ゼミ(専門演習Ⅳ)では、ゼミ生同士で協力し合いながら卒業論文を完成できました。
また私は公認心理師を取得するため、「心理実習」を受講し、様々な臨床現場で貴重な体験をしました。
茶道部の写真です。茶道は、誰かに喜んでもらう体験ができたり、自分を省みる機会があったりして、人との付き合い方、生き方まで支えてくれる魅力的なツールだと思います。
個人的なバンド活動でドラムを担当していました。様々な曲をカバーして、楽しんで演奏していました。Liveが終わった後の爽快感はすごく良いものでした。
どちらにも興味があるという方には悩みどころですが、ゼミは「専門演習」「卒業論文」に関わるので、取り組みたいテーマや興味関心に合わせて選ぶことが大切です。心理科学コースを卒業して資格を取って心理職に就いた人や、心理臨床コースから普通の企業に就職した人もおり、どちらの進路も選べます。