教育

講義のひとこま:北海道歌志内市でのフィールドワーク(コミュニティワーク実習(地域デザイン実習)・松岡是伸)

 「コミュニティワーク実習」(社会福祉学科では「地域デザイン実習」)を担当する松岡です。コミュニティワーク実習(地域デザイン実習)の「講義のひとこま」を紹介したいと思います。

 今回は北海道歌志内市のコミュニティワーク(地域デザイン実習)の様子です。歌志内市は、札幌から高速道路で約60分の道央に位置するマチです。『うたしない市勢要覧』(2021)によれば、四季の変化に富み、美しい自然とともに子育て支援やまちづくりに力をいれています。なかでも桜の季節のサイクリングロードは、桜の馥郁をまといながら、心が癒されます。

 さて、コミュニティワーク実習(地域デザイン実習)では、主に前期にフィールドワーク実習、後期にヒアリング調査実習をおこない歌志内のまちづくりや地域課題などへの理解を深めていきます。この他にも歌志内市のまちづくりを理解する目的で歌志内市役所の方を本学に招聘し、特別講義なども実施しています。年間を通じて歌志内市というマチを理解し、地域で活躍できる力量やセンスを高めていきます。

 実習生たちは、このようなフィールドワークなどを通じて、人口減少に直面する歌志内市の子育て支援策やコンパクトシティなどのまちづくりの取り組みなど、多くの学びと気づきを得ています。今年の実習生は、“歌志内の魅力”を探るべく、社会福祉関係だけでなく、歴史(郷土)、産業や観光など幅広くフィールドワーク・ヒアリング調査を行っています。  どうやら実習生たちは、人口減少や歌志内市が抱える地域課題から“観光”を鍵として地域デザイン・課題解決の検討などのディスカッションをしています。

歌志内市『悲別ロマン座』ヒアリング調査実習時に撮影(2024)
地域住民に対するヒアリング調査の様子(2024) 
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