5月23日(土)に、第2回オープンキャンパスを開催しました。
今回は、以下のプログラムを行いました。
1. グローバル・イノベーション学科(DGi)の概要説明
2. DGi「1期生」によるプレゼンテーション
3. 模擬講義「アンラーニングを通して思い込みを疑う」
学科説明では、カリキュラムの特徴とともに学科メンバーの専門分野が説明され、参加者の皆さんには、4年間の学びの流れや、3・4年次のゼミでの研究の可能性、将来のキャリアについて具体的にイメージしていただきました。

次に、DGi一期生のプレゼンでは、9人の学生たちが次々にマイクを持ち替えながら、テンポよく進みました。単なる授業紹介にとどまらず、「なぜその学びが面白いのか」「この2ヶ月で、自分の中でどのような変化が起きたのか」を、それぞれの言葉で語りました。
プレゼンでは、異文化理解を説明する「カルチュラル・アイスバーグ理論」や、「思い込みを疑う」「失敗を価値に変える」といったDGiならではの考え方も紹介。単なる知識ではなく、アクティブな授業を通して自分自身の価値観や行動をどう捉え直したのかという、“学びの咀嚼”が共有されました。
また、企業や地域と関わるイベント、アントレプレナーシップ教育など、学外活動についての報告も。学生たちは、「授業と実践の繋がりの大切さ」を語りました。
“正解を待つ”のではなく、自分から動く。DGi一期生たちのリアルな言葉が、高校生たちを引き込んでいました。

そして模擬講義では、「アンラーニングを通して思い込みを疑う」をテーマに、実際に1年生の必修科目である「グローバル・イノベーションⅠ」で行っているワークショップを体験してもらいました。今回は、この科目で重視される「アンラーニング」(既存の前提や思考枠組みを問い直し再構築する作業)を体験するワークショップをDGi一期生とともに行いました。
ワークショップの内容は、「トーストを作る方法」を絵で描いていくというものです。一見これが何につながるのかと思うかもしれませんが、実は、「トーストを作ること」は決して単純ではないと気づかせてくれる、力強いエクササイズです。

トースターは電気で動きます。でも、その電気はどこから来るのでしょうか。どのように発電され、その燃料はどこから来ているのでしょうか。北海道の場合、その一部はオーストラリアともつながっています。
パンの小麦は、アメリカやカナダなどから来ているかもしれません。パンの袋に使われるプラスチックの原料となる石油は、UAEやサウジアラビアなど、遠く離れた地域ともつながっています。

他の人が描いたお互いのイメージの違いを目にし、グループでの議論を通し、単純に思えたトースト作りが、原材料の調達や商品の流通、作業のためのエネルギーの確保といった、グローバルな規模の複雑な背景(システム)に支えられている事に気付きます。トーストを描くことで、私たちは自分たちのメンタルモデルの限界に気づき、「シンプル」だと思っていたものを問い直すきっかけを得ます。そして、トーストのような身近なものさえ、実はグローバルで、つながり合った、大きなシステムの一部なのだと見えてきます。
ちなみに、このアクティビティは、スタンフォード大学 d.school流の考え方と非常に親和性が高く、思考を可視化し、前提や思い込みを見える形にし、協働しながらシステム全体をマッピングすることを目的として活用しています。
今回は、このワークショップを通して、当学科の教育の芯の部分にもつながる「アンラーニング」を体験してもらいました。

次回、8月7日(金)の第3回オープンキャンパスでも、新しいDGiの魅力を感じられるような企画を用意していますので、ぜひご参加ください。また同日には、総合型選抜対策セミナーも行います。
多くのみなさまのご参加を心よりお待ちしております。