思い出の授業「写真の基礎と美学」
文学部 心理・応用コミュニケーション学科 4年
大竹康太
- 国
-
スペイン
- 期間
- 1年間
- 形態
- 派遣留学
渡航:2023年
実践中心の授業
サンパブロ大学では1科目につき座学と実技の週2回授業があります。僕は、座学で写真の歴史や存在意義について学び、実技では自分の写真集作成に向けたカメラスキル、フォトショップの活用法などを実践しました。

時代を映す写真
時代ごとの価値観をとらえた写真を紐解きながら、使用されている撮影技法の移り変わりを学び、写真が持つ「時代を超えて伝える力」を実感しました。
また、担当教員が写真に関する研究を日本で行っていた経験があるため、日本の伝統的な写真の現像技術なども学ぶことができました。写真という分野を通してまだ自分の知らない日本の一面があることを知りました。

自分にとっての写真の美学
実技は特に面白く、大学の中にあるフォトスタジオでプロが使うような機材を使って写真を撮り、自分がプロデュースした写真集を作成します。季節が移ろいゆくマドリードの街に飛び出して、自分にしか撮れない写真とは一体何なのかを考えながらシャッターを切る経験は、心が落ち着くある種の瞑想のような経験でした。授業外で多くの時間を費やす必要があるクラスでしたが、時間も忘れてしまうくらい魅力的なクラスでした。

利用した留学プログラム
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