2027年秋 新学部棟START
情報技術 × 地域 × 5学部
新しい価値が生まれる
先端技術拠点へ
新学部棟は、情報科学部の学びの場であるとともに、
地域社会や他学部とのコラボレーションの場として設計されました。
「よりよい社会を創る情報技術を学ぶ場」と「多様な人々との出会いと協働」
その掛け合わせの中に、「誰かのために」へつながる新しい価値が生まれます。
学びを加速させる
最新の実験環境
フィジカルAI
AIが画面を飛び出し、ロボットという「身体」を得て現実世界(フィジカル)で活動する。それが「フィジカル AI」です。AIとロボット、センサーを組み合わせ、現実空間で動作を検証する実験環境を用意し、作業支援や安全対策など、幅広い応用を目指す研究に活用されます。
CAVE(ケーブ)
複数のスクリーンで囲まれた没入型 VR空間を構築し、VRゴーグルを被らなくとも、その場にいる全員が、同時に一つの仮想空間を体験できる実験設備です。「交通事故」や「災害」、「医療・福祉現場」など、現実では再現が難しい状況を体験でき、社会課題の解決を目指す研究に活用されます。
GPUサーバ(高性能計算サーバ)
一般的なPCの数百倍から数千倍の計算性能を持つマシンが、「GPUサーバ(高性能計算サーバ)」です。生成AIの学習や推論の裏側では、このようなGPUサーバ群が稼働しています。本学では、「フィジカルAI」や「CAVE(ケーブ)」など、多様な実験を支える計算環境を整備していく予定です。
新学部棟の、ある一日
授業、研究、交流、プロジェクト。時間によって、この建物ではさまざまな出来事が生まれています。
多目的ホール
地域の小学生を招いたプログラミング体験ワークショップ。学生が「教える側」になる日。
ラウンジ
社会福祉学科の友人と偶然話した30分が、卒業研究のテーマになった。
学習スペース
昼休み、コラボゾーンで他学科の学生と初めて話した。それがプロジェクトの始まりになった。
学生研究室
北海道の農業データを分析して、近隣農家の課題解決に向けた提案をまとめていた。
共同研究室
経済学科の学生と組んで、地域商店街の集客をデータで可視化するプロジェクトを立ち上げた。
学生・教員研究室の廊下
学生研究室で仲間と議論中、ガラス越しにそれに気づいた教授が輪に加わってきた。
フロア別に見る
新学部棟
1〜4Fそれぞれに、異なる学びのシーンが広がります。
- 多目的ホール
- 学習スペース
- 学習支援室
- サーバ室
アイデアが生まれる、
オープンな学びと集いの場
授業エリア・ラウンジ・学習スペース・学習支援室・サーバ室がひとつながりに広がる1F。
用途に応じて自由に使い分けられる空間は、学びと交流を自然につなぎます。
多目的ホール
学習スペース
学習支援室
サーバ室
プロムナード(屋外)
思い思いに過ごせる、
学びのパブリックスペース
台形や長方形、ハイテーブルなど、多彩な家具を自由に使いながら、その日の気分や目的に合わせて自分らしい居場所を選べます。 一人で集中したり、仲間と語り合ったり。授業の時間も、その合間も、自然と人が集まり、新しいつながりが生まれる空間です。
一人でも、みんなでも。
学び方は自由
学習スペースは2つのエリアに分かれ、可動式パーテーションによって使い方を柔軟に変えられます。広い空間として授業、セミナー、講演会、研究発表の場に活用したり、仕切って自習やグループワークに利用したり、その日の学びに合わせて自由に使える空間です。
困ったとき、
すぐに相談できる場所
学習スペースに隣接した少人数向けの学習支援室。常駐スタッフが一人ひとりの相談に寄り添い、数学や情報系の学びに不安のある学生をサポートします。学ぶ場所のすぐそばに、いつでも頼れる人がいます。
インフラを、
日常の視界に
普段は見えないサーバ室をガラス張りにして可視化。24時間365日動き続ける「ITインフラストラクチャ」を身近に感じ、「使う側」だけでなく「支える側」の視点を育みます。天井の配管や設備機器も見せる設計で、仕組みがわかるようにしたいという思いが込められています。
行き交う人が、
自然につながる
新学部棟とセンター棟を結ぶプロムナード。ベンチでひと休みしたり、友人と話したり、目的地へ向かう途中にも自然と人が集まります。建物の外にも賑わいが生まれるように設計された、もうひとつの交流空間です。
- ラウンジ
- 共同研究室
- 学生研究室
- 教員研究室
思考と研究を、
さらに深めるフロア
落ち着いたラウンジで考えを整理し、学生研究室・共同研究室などで試作や実験を重ねる。
一人で考える時間も、仲間と議論する時間も大切にしながら、研究を深めていくフロアです。
ラウンジ
共同研究室
社会実装プロジェクト
研究室
気持ちを整える、
もうひとつの居場所。
落ち着いた色合いの内装と、窓辺のカウンター席やソファを備えたラウンジ。一人で静かに過ごしたいときも、友人とゆっくり話したいときも、それぞれの時間を心地よく過ごせるよう設計されています。
先生と学生が、
ともにアイデアを形にする。
プロジェクトに応じて自由に使える共同研究室。先生と学生がともに活用し、アイデアを形にするための環境を整えています。防音エリアでは音を扱う研究や実験にも対応し、3Dプリンターを使った試作など、研究やものづくりを実践的に進めることができます。
「共創」が、生まれる場所。
北星学園大学の他学部や、公立千歳科学技術大学との連携研究室、企業との共同研究室として活用され、最新のXR編集空間(CAVEなど)やGPUマシンを利用できる環境になっています。
- 学生研究室
- 教員研究室
情報科学の、研究の拠点
学生研究室と教員研究室が並ぶ研究フロアです。3Fには、それぞれ6つの学生・教員研究室を備え、ゼミ活動やプロジェクト、研究など、学生が日常的に集い、学びを深める環境が広がっています。 学生研究室と教員研究室が並ぶ研究フロアです。3F / 4Fには、フロアごとにそれぞれ6つの学生・教員研究室を備え、ゼミ活動やプロジェクト、研究など、学生が日常的に集い、学びを深める環境が広がっています。
- 学生研究室
- 廊下
- 教員研究室
いつでも話せる距離に、先生がいる
学生研究室と教員研究室は、先生ごとに向かい合わせに配置されています。ガラス張りの廊下越しにお互いの様子が見え、ドアが開いていれば気軽に声をかけられる距離感。学生研究室には自然と人が集まり、先生や仲間との対話を重ねながら研究を深められる環境です。
学生研究室/
不破研究室
「技術×人の絆」で、
地域の未来を支える研究室。
不破研究室は、地域の人々と協力しながら、ICT(情報通信技術)を活用した防災・減災や地域課題の解決に取り組む点が特長の研究室です。
この研究室の先生
不破 泰教授
研究テーマ
ICT技術を活用した地域課題の解決
地震や土砂崩れ、最近ニュースでよく見る熊の出没…。私たちが暮らす地域には、暮らしを脅かす深刻な問題がたくさんあります。私たちはこうした課題をICT(情報通信技術)の力で解決し、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指しています。
- 学生研究室
- 教員研究室
学生研究室と教員研究室が並ぶ研究フロアです。
4Fも、それぞれ6つの学生・教員研究室を備えています。
学生研究室/
藤木研究室
「感じる」を科学する。
人の感覚と認知の仕組みに迫る研究室。
藤木研究室は、心理学と情報科学を融合した研究を進められる点が特長です。防音室を活用し、音・映像・触覚などの刺激が心や認知、脳波や心拍などの生体指標に与える影響を精密に測定できる実験環境を整備しています。
この研究室の先生
藤木 晶子准教授
研究テーマ
多感覚情報が認知や感情に与える影響
よりよいAIやVR、情報システムをつくるためには、人が何を感じ、どう反応するのかを知ることが重要です。人の心や身体反応を科学的に測定し、人に寄り添う情報技術を一緒に考えてみませんか。
学生研究室/
本多研究室
数理とデータで、
学びを支える研究室。
本多研究室は、数理・データサイエンスを軸に、人の学びを支える研究に取り組みます。学習データの分析や学習支援システムの開発を通して、データから新たな知見を見いだし、よりよい教育につなげる方法を探究します。
この研究室の先生
本多 俊一准教授
研究テーマ
数学、IR、学習分析、学習支援システム
数理には、物事を整理し、本質を捉える力があります。身近な「学び」も、データを通して見ると新しい姿が見えてきます。数理とデータを手がかりに、新しい学びのかたちを一緒に考えてみませんか。
この校舎を、
学生たちがデジタルで再現
情報科学部では、小野原先生のもと、学生たちが3D・GIS・Web技術を使ってこの新学部棟のデジタルツインを構築するプロジェクトを予定しています。「完成した技術を使うだけでなく、仕組みを理解し改変できる視点」を育てるための教材として、校舎そのものが学びの素材になっています。建物は完成しますが、デジタルの中の校舎は学生とともに成長を続けます。
このプロジェクトのポイント
-
Point 01
3D / GIS / Web技術が
身につく -
Point 02
技術を応用する
センスを磨ける -
Point 03
空間情報に誰でもアクセスできる
社会づくりに参画できる
小野原先生
情報科学部
空間情報が誰にでも開かれれば、防災・まちづくり・バリアフリーなど、地域課題の解決に多くの人が参画できる社会になります。本プロジェクトでは、新校舎を題材に、学生が「使い手」から「つくり手」へ育つ場を設計しています。
Architect's Profile
この建物を設計した
青砥さんに聞きました
青砥 由里香さん
株式会社アトリエブンク 設計部
担当:北星学園大学 新学部棟、余市高校改修計画 など
担当
北星学園大学 新学部棟
余市高校改修計画 など
医療の分野から建築の分野へ転身し、東日本大震災の復興住宅に携わってきた青砥さん。
大学の建物を手がけるのは、この新学部棟が初めてです。
設計者として歩んできた道のりと、この建物に込めた想いについて伺いました。
※画像は初期段階のラフやアイデアスケッチ等
医療の分野から、建築の道へ
医療系の専門学校を卒業後、医療機関に勤務。その後、アトリエブンク仙台事務所へ転職し、建築の世界へ。異なる分野への挑戦が、設計者としての第一歩となりました。
震災の復興住宅から始まった
キャリア
建築の仕事として最初に携わったのは、東日本大震災で被災した方々の高台移転の住宅設計でした。上司が設計した手書きのプランをCADで図面に起こし、自分が描いたものが少しずつ現実に形になっていく。その経験が、建築の仕事の面白さや喜びなどの「やりがい」を実感するきっかけになったといいます。
学び直しを経て、今、新学部棟の設計へ
仙台事務所の移転をきっかけに札幌へ移住。建築を基礎から学び直すため大学へ進学し、現在も一級建築士の資格取得に向けて学び続けています。大学の建物を設計するのは、この新学部棟が初めての挑戦でした。
新学部棟は
交流を促すインタラクティブなキャンパス
新学部棟は
交流を促す
インタラクティブな
キャンパス
設計コンセプトに込めた想い
学生さん同士も、先生方も、職員の方も。いろんな人が交わって、交流することで生まれる発想やアイデアが、学びに活かされていく。設計の提案段階から、その交流をずっと意識して設計してきました。
学生のみなさんへ
この学部棟は、まったく新しい校舎になります。自分の可能性に挑戦できる環境で、常識や先入観にとらわれず、どんどん挑戦して、試行錯誤しながら研究室を使ってほしい。天井から何かを吊るしてみるとか、自分で発想してものを生み出すとか。そんなふうに、自分たちで自由に創造工夫していく場所になったら、設計者として一番嬉しいです。