地域デザイン論の講義の紹介(その2)(岡田直人)

社会福祉学科の1年生が受けることができる学科専門科目に「地域デザイン論」があります。今回もその講義のなかから、一部内容を紹介させていただきます。
私が担当するこの科目では、既存のテキストは使わずに、いろんな情報を集めてきて、それを講義内容にしています。「地域デザイン論」では、特に北海道を知るということを大切にしています。北海道に住んでいても意外と知らないこともあります。北海道の強み(ストレングス:魅力など)を知り、それを活用して、北海道の地域での生活が持続可能性となるよう課題解決の思考力を高めてもらう講義内容を心がけています。
例えば北海道の概要として、北海道本島の海岸線総延長は3,066kmで、その距離は新千歳空港から台湾の高雄にまで達します。北海道内には、14の空港、44の港があります。総面積は83,457㎡で国土の22.1%に当たります。その広さは小さい方から22都府県が収まります。2番目に広い岩手県は15,279㎡ですので、圧倒的な広さとなります。都道府県で市町村数が一番多いのは北海道で179自治体です。2番目に多いのは長野県の77自治体です。一方で、道内179自治体のうち152自治体(84.9%)が過疎であり、人口戦略会議(2024)「令和6年・地方自治体『持続可能性』分析レポート」では、「消滅可能性自治体」が117自治体(65.4%)と評価されています。加えて、179自治体全てが豪雪地帯で、うち86自治体(48.0%)は特別豪雪地帯に指定されています。
このように、北海道について考えるとき、意外と知らないことがあります。少しでも多く北海道について知り、北海道の魅力を活かし、北海道で暮らし続けられるように考えてもらうきっかけになればと考えています。
