教育

タイの児童養護施設での8日間(藤原里佐)

 本学では、例年、タイ国際ボランティアとして、タイ南部パタヤにある児童養護施設を訪問しています。

 大学のスミス・ミッションセンターが主催し、今年は8月に、学生と引率教員、合わせて8人で行ってきました。社会福祉学科の学生も、タイの児童福祉に関心を持ち、貴重な経験をすることができました。

 家族と暮らすことが困難な90人近い子どもたちが、キリスト教に基づく施設「バーン・ジンジャイ」で暮らしています。子どもたちが施設で生活する背景には、種々の社会問題があり、例えば、ネグレクトや身体的虐待の実態も、日本の状況とは異なることが窺えました。

 子どもたちの居室・寝室は、年齢ごと、性別ごとに分かれ、年齢の近い子ども同士が親密ですが、0歳から18歳までの子どもたちは、みんなが大きな家族の一員で、食事を共にし、一緒に遊び、日曜日には礼拝を捧げ、共に暮らす仲間という印象が強く残りました。 

 本学の学生は、子どもたちと一緒に外で走りまわり、日本から持参したシールや折り紙で遊び、学校への送迎に加わり、おにぎりパーティを開き、日本の文化紹介をし、毎日、充実した時間を過ごさせてもらうことができました。バーン・ジンジャイの子どもの目の輝き、生きる力のたくましさ、私たちを受け入れてくれる寛容さ・・・その姿に魅了された1週間でもありました。

 最終日は、涙なみだでのお別れとなりました。タイと日本は、古くから友好な交流が続いていることが知られていますが、バーン・ジンジャイの子どもたちと北星学園大学も、10年のボランティア活動を経て、その関係をより発展させていくことができればと思います。

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