卒業生からのメッセージ

DepartmenofSocialWork

Message from Graduates卒業生からのメッセージ

学校や施設、行政の現場など、卒業後の進路はさまざまです。
福祉臨床学科で得た知識と実践的な学びを活かし、第一線で活躍する卒業生からメッセージをいただきました。

道央

福祉の分野においてやりたいことが見つかり、
豊富な実習が大いに役立ちます

 高齢者、子ども、精神障害など、福祉と言っても、その内容や分野は多岐にわたっています。私はもともと、精神障害について学びたくて福祉臨床学科へ入学を決めましたが、いろいろ学ぶうちに高齢者福祉に興味を持つようになりました。そして、今はデイサービスで生活相談員として利用者さんやその家族の方たちをサポートする仕事に就いています。この学科の良いところはたくさんありますが、私のように同じ福祉でやりたいことが変わったとしても、方向転換をしやすいのがこの学科ならではの強みであり良さだと感じています。福祉の中で興味を持ったものを選択することができ、自分のやりたいことを見つけられる学科だと思います。
 また、実習にたくさん行くことができるのもこの学科の魅力です。特に4年次の応用実習は、自分主体でじっくり考えながら取り組むことができ、実践的でとても良かったです。私は、「住民主体で地域福祉活動を進めていくために社会福祉士としてできること」を卒業論文のテーマにしていたので、それも絡めて地域包括支援センターを実習先に選びました。
 働くようになって、ソーシャルワーカーとして、1人1人をきちんと理解することが大事だなとあらためて感じています。この学科で学んだことをベースに、もっと経験を積んで、広い視野を持ち、常に利用者さん主体で関わっていきたいと思っています。

道央社会福祉法人ほくろう福祉協会
特別養護老人ホーム緑愛園

生活相談員 社会福祉士

鈴木 里歩さん

取材:2017年7月

実践を通して学んだことを仕事で活かし、
夢を実現することが出来ました

 現在の仕事では、子どもたちに心理検査を実施して発達の特徴を知り、その子どもに合わせた支援を考えています。大学で実践を通して学んだ子どもとの関わり方や知識が、日々の仕事に活かせていると実感しています。また、大学で先生方や友人と福祉について研究していたことが、現在も大きな自信となっています。自分がどんな社会人になりたいのか、ということを大学のサポートを受けたことで具体的に考えることができ、夢を実現することが出来ました。

道央北海道中央児童相談所

社会福祉士・心理判定員

伊藤 優希さん

取材:2021年7月

多職種との関わりから視野を広げています

 現在、私は、介護保険などの生活に関する本人や家族の相談に対応し、介護サービス利用時の調整や生活の困りごとを一緒に考え、住み慣れた地域で生活を継続するためのお手伝いをしています。サービス調整等の中で多くの職種と関わることがあります。関りを通じ、専門知識のほかに自分にはなかった考え方を知ることができ、少しだけ視野が広がったような気がします。毎日いろいろな相談があり、対応に迷うことも多く、覚えることも多いですが、そのたび周囲に助けていただき解決に向け奮闘しています。まだまだ未熟者ですが、少しでも本人の望む生活へ向けた支援ができるよう、周囲の力を借りながら頑張りたいと思います。
 学生時代に手厚くサポートいただきました皆様には大変感謝しております。

道央社会福祉法人栄和会 札幌市厚別区第1地域包括支援センター

社会福祉士・精神保健福祉士

堀 礼乃さん

取材:2021年7月

福祉を学んだことが特別支援教育にも
役立っています

 特別支援教育において、生徒の教育的ニーズに応えていくためには、教育のほか、医療や福祉など様々な関係機関と連携し、一貫した支援をすることが大切です。私は、福祉に関する専門的な知識を学び、個を取り巻く多様な環境を含めたアプローチをしたいと思い、福祉臨床学科を選びました。
 福祉臨床学科には、福祉を学びたい、資格を取りたいという目的意識をもった仲間が多く、つらい時も支えあったり、励ましあったりして、助けられました。
 また、教職課程の先生方にも本当にお世話になり、学生時代に教えていただいた教師としての姿勢や心得などは現在の職場でも大変役立っています。

道央札幌市立中央中学校

教諭(特別支援学級)

荒木 千里さん

取材:2017年7月

福祉を学んだ経験は一般企業でも役立っています

 福祉に関わる仕事をしたいと入学をしましたが、大学で学んだことを福祉の場だけではなく他のフィールドでも生かしていけないかと考えるようになり、一般の企業に就職をしました。
 現在は、保険会社に勤務しており、生命保険の中でも団体保険に係る業務を行っています。
 福祉臨床学科で学んだ力や心得・姿勢は働くうえで非常に役立っており、一般の企業だけではなく、日常生活の中でも生かすことができていると日々実感しています。

道央明治安田生命保険相互会社

総合職(地域型)

佐野 円香さん

取材:2020年6月

あらゆる角度から福祉を学び地域福祉に興味を持つ

 私は現在、札幌市社会福祉協議会の職員として、日常経理を中心に法人運営の業務を行っています。大学で、多様な福祉分野の基礎知識をつけるとともに、1年次から継続して実習を積み重ね、あらゆる角度から福祉を学び地域福祉に興味を持ちました。現在は大学での経験をフル活用し、地域にとって自分の働く法人がどうあるべきなのかを考え業務にあたっています。福祉といっても様々です。みなさんも、色々な視点から福祉を考え、学んでみませんか?

道央札幌市白石地区 社会福祉協議会

事務職員 社会福祉士

松浦 小百合さん

取材:2014年7月

教育実習を通して特別支援教育に魅力を

 私は現在特別支援学校で教諭として働いています。在学中のボランティア活動や教育実習を通して特別支援教育に魅力を感じ、障害がある子どもたちの教育に携わりたいと思いました。福祉臨床学科では特別支援学校の免許が取得でき、教職科目の受講をはじめ、教諭を目指す仲間と教職実習準備室で学んだことが現在の仕事につながっています。特別支援教育に関心のある方、教諭になりたい方は教職課程を履修して目指していただきたいです。

道央北海道札幌養護学校 もなみ学園分校 教諭

特別支援学校教諭1種免許状

古川 桃子さん

取材:2014年7月

自信を持って成長できる手助けをしたい

 私は、障害があっても子どもたちが自分に自信を持って成長できる手助けをしたいと思い、現在障害児発達支援施設で児童指導員として働き、発達に心配がある子どもたちの支援に取り組んでいます。北星の福祉臨床学科では必修科目以外にも福祉に関する授業が充実しており、様々な知識を身につけられたことが現在に繋がっています。同じような夢を持っている皆さんにもぜひ北星で様々なことを学んで夢を叶えて欲しいです。

道央社会福祉法人 麦の子会 児童指導員

特別支援学校教諭1種免許状・児童指導員

畑瀬 早希さん

取材:2017年7月

様々な分野の福祉に関心を持ち人や地域のニーズを考える

 福祉臨床学科では様々な福祉分野について学ぶことができ、それらの知識を仕事でも活かすことができる市役所を志望しました。現在は、札幌市の職員として高齢者や障害がある方の支援を行っています。授業では、人や地域のニーズを考える機会が多く、言葉や行動の背景を考えることの大切さを学びました。そのため、市民の方が何を伝えたいのか日々考えながら業務にあたっています。入学する皆さんにも、広い関心を持って福祉を学び、将来に活かしていただければと思います。

道央札幌市中央区役所 一般事務(福祉)

社会福祉士

湊 麗奈さん

取材:2017年5月

真剣に悩んだことが納得できる道を選ぶことに

 私は障害者支援施設で支援員として働き、利用者と地域社会とのつながりや働くということを支援しています。この領域を選んだ理由は、目に見えない発達障害についてもっと知りたいと思ったためです。大学で培った知識と実習での経験が、今の仕事にとても生かされています。大学4年間の学びはあっという間でしたが、その中で様々な領域の福祉を学び、自分の将来を真剣に悩んだことで、今の納得できる道を選ぶことができました。

道央社会福祉法人 はるにれの里 支援員

社会福祉士

山田 早織さん

取材:2014年7月

支援者として必要なスキルの基礎をしっかりと学ぶ

 私は現在特別養護老人ホームで生活相談員として働いています。人の支援に携わる仕事がしたいと思い、社会福祉士の取得を目指し北星に入学しました。在学中に様々な福祉の領域について学び、実習を通して、高齢者の支援に携わりたい、という思いが強くなり、高齢者施設で働くことを決めました。北星は支援者として必要なスキルの基礎をしっかりと学ぶことができる大学だと思います。

道央特別養護老人ホーム 永福園 生活相談員

社会福祉士

堂坂 眞美さん

取材:2014年7月

自分の積極的な行動で選択肢が広がる

 現在、医療社会事業司として病院でのソーシャルワーク業務に従事しています。行政による福祉の推進や、地域に根差した医療に関心をもってこの道を選びました。在学中は、1年次から多領域での実習を選択し、様々な現場を自分の目で見て、進みたい方向を考えられたことが現在につながっています。自分の積極的な行動で選択肢が広がり、北星にはそれをサポートしてくださる先生方がいます。是非、皆さんも北星で福祉を学び、一緒に現場で頑張っていきませんか。

道央伊達赤十字病院 医療社会事業司

社会福祉士

杉森 彩花さん

取材:2014年7月

地域で子どもを応援する浦河町、多くの子どもの成長を見守ります

 私は「人の心に関わる仕事をしたい。自分から悩みのある人の下へいけるソーシャルワーカーになりたい」と思いこの仕事を選びました。浦河町では厚生労働省が要保護児童対策地域協議会を作る前から、地域が連携して悩みを抱える子どもを応援する取り組みをしています。私は実習中からそこに参加させていただき、その素晴らしさを知ってこの診療所に入りました。今はここのスタッフと共に子どものカウンセリングをし、成長を見守りながら、自分のできることを考える日々です。

道央医療法人社団 同行会 うらかわエマオ診療所

社会福祉士・精神保健福祉士

櫻井 健作さん

取材:2017年5月

道北

高校時代からの夢「働くなら児童福祉で!」

 私は現在、旭川にある児童養護施設で児童指導員として働いています。児童養護施設とは、養護を必要とする子ども達が生活をしているところです。私は、高校時代から「働くなら児童福祉で!」という漠然とした夢を持っていました。福祉臨床学科は、実習の機会が多いことはもちろんのこと、より実践的な授業内容も魅力の一つです。漠然としていても良いです。少しでも誰かのために何かをしたいという気持ちがある方は、ぜひ北星で学んでみてはいかがでしょうか。

道北道北児童養護施設 旭川育児院 児童指導員

児童指導員

笹原 成未さん

取材:2014年7月

患者さまのために試行錯誤するPSWに憧れ

 私は現在精神科病院にてPSWとして、患者様の生活や医療と地域の連携のための支援を行っています。精神実習をきっかけに、患者様が望む生活のために試行錯誤するPSWに憧れるようになりました。福祉臨床学科では実習が充実しており、多領域での実習が行えます。そのため、多領域で学んだ実習の経験を様々な環境下で生活する患者様の支援に活かせると思います。ぜひ多くのことに興味を持ち、吸収できる学生生活を送って下さい。

道北旭川桂泉会病院 精神保健福祉士(PSW)

社会福祉士・精神保健福祉士

川端 美咲さん

取材:2014年7月

道東

精神障害のある人たちの就労支援に
やりがいを感じる毎日です

 今の職場では、精神障害のある人の就職に関する相談にのったり、障害者を雇用している企業や特別支援学校の子どもたちの支援などを行っています。学ぶことがいっぱいの毎日ですが、やりがいも感じています。仕事の傍ら、家族支援の勉強会などにも参加。大学時代は大変なこともありましたが、精神保健福祉士の資格を取るという同じ目標を持った仲間たちのおかげで頑張ることができました。また、先生たちのサポートも手厚くとても感謝しています。

道東社会福祉法人慧誠会
十勝障がい者就業・生活支援センターだいち

社会福祉士・精神保健福祉士・生活支援ワーカー

谷野 朱莉さん

取材:2017年7月

道南

一番近くにいる大人として子ども達の生活をサポート

 私は児童養護施設で、事情があって親と一緒に暮らせない子どもたちの生活全般をサポートする仕事をしています。就職活動では就職支援課のサポートも受けながら様々に進路を考え、福祉の仕事に就くなら子どもと関わりたいと思い、この仕事を選びました。子どもたちはそれぞれに事情を抱えていますが、差が出ないようにフォローを心がけています。毎日子どもたちの笑顔からパワーをもらえるこの仕事に出合えてよかったと思います。

道南社会福祉法人 函館厚生院 児童養護施設くるみ学園

社会福祉主事

長谷部 路子さん

取材:2015年7月

人のためになる仕事がしたくて医療ソーシャルワーカーを選びました

 私は現在、急性期病院で医療ソーシャルワーカーとして働き、患者様とそのご家族に対しての退院支援を主な業務とし、医療費や介護保険制度を含めた各種福祉制度の利用について幅広い相談の窓口を担当しています。
 以前から、人のためになる仕事がしたいと思っており、病気で療養しているときに、医療の面だけでなく、福祉の面からもサポートできることがあるのではないかと思い、医療福祉の分野に興味・関心を持ち、在学中に医療福祉に関する講義や実習を履修したことで、より身近なものになり、関心が深まりました。
 在学中は、さまざまな領域の講師や先輩方から、実践に関する講演を聞くことで、視野が広がりました。また、実習先や講義に多くの選択肢が準備されており、進みたい領域を自ら選択し、その学びを深めることができたことが、今に繋がっていると思います。また、一緒に勉強した友人、先生や実習室の職員の方のサポートがとても励みになったのを覚えています。
 大学時代の気持ちと学んだことを糧に、これからの実践に活かしていきたいです。将来について、漠然としたイメージがあるかもしれないですが、北星での学生生活を楽しみ、そして、是非将来に繋げていって下さい!

道南函館中央病院 医療ソーシャルワーカー

社会福祉士

金丸 奈那美さん

取材:2015年12月

北星で学んだ面接技法が、働く中で活きている!

 私は現在、函館市にある地域包括支援センターで相談員として働き、福祉サービスの必要な高齢者の支援に取り組んでいます。そこでは、介護保険サービスに限らず、函館市独自のサービスの調整も行っています。家族の中で福祉職に就いている人がいたことや、以前祖母と同居していたことにより高齢者を身近に感じていたことをきっかけとして、大学入学当時から高齢者福祉に興味を持っていました。
 地域包括支援センターには総合相談窓口としての機能があります。そこに寄せられる相談には、高齢者福祉に関する知識だけではなく、障害サービスや生活保護に関する知識など複数の領域に関する知識が必要です。
 北星では、自分の関心のある領域に限らず、さまざまな領域の福祉について学ぶ機会がありました。大学入学当時より関心が高かった高齢者福祉に関してはさらに学びを深めることができ、全く知識のなかった障がい者領域や児童領域などは北星ならではの深い学びを得ることができたと感じています。
 北星の福祉臨床学科では実習が充実しており、1年次より実際に現場の方々と関わることができます。特に実習前後のカリキュラムの中で学んだ面接技法は、現在も働く中で活きていると感じています。

道南函館市地域包括支援センター こん 社会福祉士

社会福祉士

手塚 郁美さん

取材:2015年12月