目標・理念

DepartmenofSocialWork

一人ひとりに寄り添い、
人と人をつなげ、
生活や社会の課題に向き合う

 福祉臨床学科を英語表記すると、Department of Social Work、つまり端的に言えば、ソーシャルワーク学科です。人は、日々生活するなかで、様々な課題に直面します。ひとつひとつの課題を解決し、乗り越え、歩んでいく、そのことが生活といえるのかもしれません。そして人は、自分の課題をできれば自分自身で、あるいは家族など身近な人の力を借り解決したいと思うでしょう。しかしながら、高い山や堅い壁が立ちはだかったり、深い穴や暗い森をさまよったり、課題を克服できないことも少なくありません。そんな時、生活課題解決のプロフェッショナル、ソーシャルワーカーの力が必要になるかもしれません。
 ソーシャルワークとは、一人ひとりの立場に立って、一緒に考えながら、生活上の課題を解決に導く専門的な活動といえます。生活課題は、その人個人の課題とは限りませんので、人と人のつながり、家族やコミュニティ、社会の構造や国の施策のことも考えていかなければなりません。ソーシャルワークの守備範囲は広く、それが原因で理解しにくいのかもしれませんね。
 さて、福祉臨床学科で学び研究する学生は、ソーシャルワーカーを目指す人たちばかりではありません。特別支援学校の教員、公務員、企業で働くなど学生の目標は様々です。最近、多様性(diversity)という考え方が重要になっています。その多様性を大切にした上で、人にかかわる限り、ソーシャルワークや社会福祉の考え方や知識、技術はどの現場でも役立つことを、学科の教員は確信し、日々、教育や研究に携わっています。
 ぜひ、福祉臨床学科のドアをノックし、新しい世界に飛び込んで下さい。心から歓迎致します。

『人と人をつなぐ福祉と教育』とは?

Generalist Social worker

福祉と教育は、一人ひとりの幸せや成長を支える学問分野です。
そこでは、人と人とをつなぎ、互いの絆を深めることで、
さらなる幸せや生活の質の向上、健やかな成長・発達が実現できます。
本学科では、福祉や教育、その他のさまざまな領域で
人と人とをつなぐ専門職を育成しています。