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【心コミ・リレーエッセイ 第7回:「オンライン苦行の日々」(田辺毅彦/教授 専門:感情心理学)】

2020/06/26

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛生活の日々に、ひたすら、コロナウイルス感染に関するテレビ番組を見て、新聞やネットの記事を読んでいました。感染学、公衆衛生学、経済学だけでなく、歴史学、哲学、文学、社会学、社会福祉学、そして心理学といったかなり広範な分野の専門家が、テレビや新聞、ネットで、文字通り様々な発言をしていて勉強になりました。

なぜそんなに関心を持って情報収集をしていたかというと、私は、根っからのアナログ人間で、IT機器の取り扱いに全く弱く、還暦を過ぎて、オンライン授業をやらなければならない羽目になって、オンラインによる授業の準備に、文字通り、四苦八苦していたため、様々な専門家の生のご意見を聞くことで、その苦しみを癒していたのです。オンライン授業にすぐに適応できる学生の皆さんは本当にうらやましい限りです。

アナログな情報収集によって少しは発散できましたが、ほとんど机の前に座ってパソコン操作をしていたので、極度の運動不足になって、家族にも呆れられてしまいました。それでも、今後、機会があれば、私が得た一味違う情報を、授業の中でも皆さんと共有できれば幸いです。