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【心コミ・リレーエッセイ 2022年度 第3回:書籍『どうすればエネルギー転換はうまくいくのか』の紹介(寺林暁良/専任講師 専門:社会学)】

2022/04/27

 先月、丸山康司・西城戸誠編『どうすればエネルギー転換はうまくいくのか』(新泉社,2,400円+税)が出版されました。


 近年,北海道でもたくさんのソーラーパネルや風車などの再生可能エネルギー設備が導入されています。これらは気候変動問題やエネルギー自給の問題の解決を目指す世界的な流れのひとつといえますが,他方で再生可能エネルギー発電施設の乱開発が地域社会にとってトラブルの種になることも少なくありません。エネルギー問題の解決のために別のさまざまな問題が生じてしまうという「やっかいな問題」をどうすれば解決できるのか。それを現場の実践から考察しているのが本書です。


 私も,本書で2章分の執筆を担当させてもらいました。ドイツのエネルギー協同組合やスコットランドのコミュニティ・パワーの取組みについて紹介し,どうすれば地域社会に利益をもたらすエネルギー事業が実践できるのかを,課題も含めて論じています。これらは日本,あるいは北海道の地域社会とエネルギーとの関係を展望するためにも大きなヒントになると思います。ぜひ,本書から考えてみましょう。


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