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【心コミ・リレーエッセイ 2022年度 第9回:「さまざまな知識を得るにはどうしたら良いでしょう?」(柿原久仁佳/准教授 専門:教育心理学)】new

2022/06/22

 生涯発達心理学の授業では、人の発達について学びます。発達していく過程の中で児童虐待や障害についても学びますが、そうした内容を扱った際のレポートには「もっと学校でも教えていくべきだ」「多くの人が知る機会を作る必要がある」という意見が書かれます。確かにその通りですが、世の中にはそれ以外にも知っておいた方が良いことが多くあります。それらの知識をすべて学べるような機会を設けることはなかなか難しいことです。

 それでは、どうしたら良いでしょうか?

 授業でも考えてもらいました。すると、「子どもが好奇心をもって自ら学ぶことができるように、普段から一緒に考えていく姿勢を大人がもつ」「子どもの興味を奪わないことは、知りたいという子どもの意欲を伸ばし、多くの知識を得ることの楽しさや深さを知ることにもつながる」などなど素晴らしい意見が続出しました。子どもが何かに対して「なんでだろう?」と疑問に思ったとき、「そんなのは〇〇だから当たり前でしょ」と疑問に思ったことを否定されてしまう場合と、「良いところに気づいたね!なんでだろうね?」と一緒に考えてくれる場合では、どちらが興味を広げていけるか一目瞭然ですね。