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【心コミ・リレーエッセイ 2024年度 第17回】:「札幌1年生体験記」(山本耕太/専任講師 専門:スポーツ心理学)

2025/02/28

後期授業も無事終わり、春休みに入りました。着任してからの1年間はあっという間に過ぎ、初めての経験も多く戸惑いながらも、楽しく過ごすことができました。

新年度にまた清々しい気持ちで学生の皆さんに会えることを楽しみにしています。


さて、私ごとですが、北海道・札幌に来てから1年が経ちました。これまで東海、関東地方で過ごした私は、旅行などでも札幌に来たことがなく、雪国での暮らしはとても新鮮な毎日でした。

北海道で育った人からすると当たり前のことかもしれませんが、入学式の時期に雪が残っていて桜が咲いていなかったり、真夏なのに朝晩に涼しくて気持ちの良い風が吹いていたり、大通公園は年中お祭りをしていたり、保育園から「米ぞりを作って持ってくる」という人生で初めて聞くタスクが課され、Youtubeを見ながら深夜まで制作したり、冬になると、道路や駐車場の線が見えなくなってみんなが空気を読み合ったり、と新たな発見ばかりでした。

その他にも、広い空や自然豊かな公園、美味しいお寿司や野菜などとても過ごしやすく、早くも大好きな街になりました。


そして一番驚いたのは、雪用の靴でも慎重に転ばないように歩く人が多い中、雪道でも普通の靴やヒールを履いて小走りしている若い人がちらほらいることです。日頃、人の運動制御や運動学習について研究している身からすると、雪国で育った経験から、自身の身体と地面という環境とを上手に協調しながら運動できているのかなぁと感心してみていました。いつか歩き方の違いについて研究してみたいですね。


以上、札幌1年生の体験記でした。


大倉山ジャンプ競技場からの景色。来年こそはジャンプを生で見たい。