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【心コミ・リレーエッセイ 2025年度 第11回】:「ゲームで身につく“伝える力” ―楽しみながら学び、仲間と成長するゼミの時間―」(大島寿美子/教授 専門:コミュニケーション論)new
2025/10/15
3年生になると専門演習という授業が始まります。通称は「ゼミ」。少人数で自分の研究を進めるとともに、学生同士が意見を交わし、一緒に課題に取り組みながら学んでいきます。
先日のゼミ終了後に、みんなで「ito」というカードゲームを行いました。ゼミ合宿でも大いに盛り上がり、もう一度やりたいという声に応えて実現したものです。
ルールは、配られた数字を直接言わずにお題に合わせて「たとえ」で表現し、全員で協力して小さい順に並べるというもの。やってみるとシンプルで、予想し合う中で会話が弾み、笑いも絶えません。今回のお題は「無人島に持って行くもの」や「グッとくる行動」でした。
一見遊びのようですが、相手の考えを想像したり、自分の意図を工夫して伝えたりすることで、自然とコミュニケーション力が育まれます。学生同士だけでなく、教員との絆が深まる時間になりました。ゼミは勉強と交流を通じて、人間としても大きく成長できる大学ならではの学びの場なのです。


