卒業生紹介

  • 高橋さん

    高橋生さん顔写真

    石狩南高校出身

    2012年卒業

    高知放送アナウンサー

    ゼミでの経験が、アナウンサーとしての対応力の原点になっています。

    平日夕方の「eye+スーパー」を司会し、ラジオ番組でも担当を持っています。夏の「24時間テレビ」で高知県のメインパーソナリティを務めさせていただいたり、「秘密のケンミンSHOW」に出演したりなど、忙しいですが充実した毎日を送っています。

    大学では文化経済学のゼミで、プロの演奏家の方と接する機会も多く、クオリティの高さに圧倒されつつ、一流のかたがたの真剣勝負の様子を間近で見られたのは貴重な経験でした。さまざまな世界の人と接する今の仕事にも、こうした経験が役立っています。ラジオ番組では、通信社から送られてくるニュースを簡潔にまとめるのも仕事。経済学科でメディア・リテラシーについて勉強しておいてよかったな、と思っています。2022年5月には、日本テレビ系列のアナウンサーの中から選出される第43回NNSアナウンス大賞の優秀賞を受賞しました。

  • 大前さん

    大前さん顔写真

    札幌清田高校出身

    2013年卒業

    北海道庁国際局国際課

    アポイ岳ジオパークの世界ジオパーク認定に関わることができました。

    アポイ岳ジオパークのロゴ

    高校時代から留学をしたいと思っていて、留学制度の充実している北星を選びました。1年間留学したのはイギリスのリバプール・ジョンモーズ大学です。留学中は、さまざまな国の留学生と交流し、自分の意見が堂々と言える人間になったと思います。イギリスで暮らすなかで、ふるさとである北海道の自然や食べ物、人間性などの素晴らしさを実感し、道庁を志望しました。2015年から2年ほど、道庁から様似町に派遣され、アポイ岳ジオパークの世界ジオパークへの認定に関わって海外との折衝などに従事していました。無事、認定を得てユネスコの正式プログラムに加わることができ、軌道に乗ったところで、2017年春より道庁の本庁に戻り、北海道の友好提携地域との国際交流に関わる事務を担当しています。

    経済学科は、たくさん学びたい科目があり、少人数でのゼミも中身が濃く、きめ細かな指導が受けられます。学生一人ひとりに対する手厚い教育は北星ならではだと思います。

  • 佐々木さん

    佐々木さん顔写真

    北星学園女子高校出身

    2018年卒業

    日本航空CA(客室乗務員)

    国際性豊かなキャンパスで現在の仕事への夢を育みました。

    海外に留学するのが夢で、大学2年の終わりにゼミの先生に相談してロンドンを選び、3年次に留学しました。授業の合間にヨーロッパの国々も旅行し、ヨーロッパの素晴らしさも日本の良さもそれぞれ実感できました。帰国後はイギリスのEU離脱やヨーロッパでのテロ事件が身近な問題として感じられ、社会について学び考えることに以前より意欲的になりました。北星のキャンパスには留学生や海外に関心をもつ学生が多くいて、語学をさらに深める意欲が湧きます。わたしも帰国後にフランス語やドイツ語にチャレンジしました。卒業後、舞台芸術への関心を知的に掘り下げるべく、大学院で経済学をより深く学びながら、地域における劇場の役割について考えました。京都での全国学会に参加したのも興味深い経験でした。

  • 七戸さん

    七戸さん顔写真

    札幌光星高校出身

    2021年卒業

    早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学専攻 在学中

    東京の大学院に進学し、国際交流に携わるための学びを深めます。

    北星へのアジアからの留学生との交流企画であるEASCOM に携わる中で、留学したいという気持ちが強くなり、台中にある東海大学への「海外事情」での短期留学を経て、1 年間の派遣留学でも再度、東海大学で学びました。クラスメイトには世界各国からの留学生がいて、彼らとは中国語のレベルがほぼ同じだったので一緒に頑張りました。留学を経験して国際交流の場で働きたいと考えるようになり、そのための学びを深めることを志して、早稲田大学の大学院に進学しました。また、渋沢栄一杯の日本経済論ディベートにも参加し、ひと夏かけて仲間と勉強に打ち込み、準優勝することができました。専修大学とディベートの練習試合を行う予定の日の朝に胆振東部地震が起き、翌日に地下鉄が動くようになってから「お話し会」のかたちでじっくり議論したのは忘れがたい思い出です。

    北星は自分のやりたいことを深めたり、探すことができる場所だと思います。もし少しでもやりたいことがあれば、先生や職員の方はサポートをしてくれます。留学・ディベートをはじめ、たくさんサポートをしていただき、無事にやりきることができました。

  • 郷司さん

    郷司さん顔写真

    札幌北陵高校出身

    2020年卒業

    JA北海道中央会

    新聞を読むことで、経済学を実践的な学びとすることができました。

    上級新聞活用では一つのテーマを深く掘り下げることができ、わたしは沖縄の辺野古基地問題を取り上げました。国内外で注目されている事象ということもあり日々新しいニュースが入ってきましたが、それを毎週elearningシステムに投稿し、それを見ながら全員で意見を交わします。廃プラスチック問題など、自分以外の人が追っている記事についても詳しくなれたので、社会問題への関心が深まりました。また取り上げた記事についてよくわからないという人がいると、先生や詳しく知っている人が説明をします。授業というよりゼミに近い雰囲気で中身が濃かったと思います。最終的には追ってきたニュースを社説の形式でまとめました。朝日新聞の一色清さん(元 報道ステーションコメンテーター、元 AERA 編集長)に添削していただけたのは貴重な経験でした。

    経済学の授業で理論を学んだうえで、それを現実の社会につなげるのが新聞ではないでしょうか。経済学の勉強にプラスして、こういった社会の動きを知る授業を受けたことは就活でも生かされたと思います。

  • 大西さん

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    北星学園大学附属高校出身

    2009年卒業

    北海道文化放送(UHB)「いっとこ!」ディレクター

    ゼミをはじめ学生時代の経験がテレビの仕事につながっています。

    日本テレビの朝の情報番組「ズームイン!!SUPER」の制作を皮切りに、後継番組「ZIP!」ではSHOWBIZ班(芸能)のチーフADを経験しました。その後、札幌に戻り、HTBでディレクターとして「イチオシ!モーニング」や「イチオシ!」を制作していました。2017年春からは、北海道文化放送(UHB)の夕方の情報番組「みんなのテレビ」のディレクターをしています。私は学生時代から、映像関係の仕事に興味をもち、「ゆうばり国際学生映画祭」や映画「ガチ☆ボーイ」の学生スタッフなどを経験しました。テレビ・映画の世界に進みたいという夢を真剣に受け止め、支援してくれた北星の経済学科の先生や友だちとの出会いが今の私につながっています。また、文化経済学ゼミで、テキストを学ぶだけでなく、演奏会の企画・準備から本番までの一連の流れに実際に携わったことは、仕事をしていく上でもいい経験になりました。

  • 池田さん

    池田さん顔写真

    北広島高校出身

    2015年卒業

    経済産業省北海道経済産業局

    北星には、いろいろなチャンスが身近にあふれています。

    ゼミ、ディベート、副専攻、部活と、とにかく充実した中身の濃い4年間でした。3年次は選手として、4年次はサポートメンバーとして参加した日本経済論ディベートでは、準備の過程で、学内の学生交流会館kirariに泊まり込んで議論を深めるなど、やろうと思えばどこまでも追求できることが楽しかったです。副専攻(人間科学)を履修することで、ジュニアスポーツ指導員の資格を取得したり、オリンピック選手の計測に参加する機会にも恵まれました。

    北星は、先生との距離も近く、いろいろなチャンスが身近にたくさん転がっています。それを無駄にしないで、さまざまなことに挑戦してほしいです。何か一つに触れることで、自分を変えるきっかけにできると思います。銀行、中学校での教職などを経て、現在は、経済産業省でイノベーション支援の仕事をしています。

  • 須田さん

    須田さん顔写真

    札幌北陵高校出身

    2011年卒業

    株式会社メディカルシステムネットワーク 経営戦略本部経営企画部

    北星でつかんだ「社会とスポーツ」への関心が仕事になりました。

    北星の文化経済学ゼミで学ぶ中で、一見まったく異なる分野に見えるスポーツとアートが、社会との関係においては似ている面が多い点に興味をもち、スポーツNPOを研究したくて筑波大学の大学院へ進学しました。スポーツ経験がきっかけで研究を始めた院生が多いなか、私は、経済学が研究の出発点であるのが持ち味。おかげで文献の報告も苦になりませんでした。大学院受験の際には、北星でゼミの先生や体育の先生にお世話になり、4年次に2年ゼミにも出席して文化経済学のテキストを深く読み直すなど、積極的に学びました。大学院卒業後は、独立行政法人日本スポーツ振興センターでタレント・アスリートの発掘・育成の担当スタッフとして国内外で仕事をする機会に恵まれました。道庁のスポーツ振興室勤務を経て、札幌も会場となったラグビー・ワールドカップを前にCSR活動で北海道のラグビーに関わっている会社に就職し、現在は、その東京事務所で仕事をしています。

  • 堀口さん

    堀口さん顔写真

    藤女子高校出身

    2014年卒業

    株式会社エイチ・アイ・エス

    国際問題への興味をきっかけにさまざまな活動に取り組んだ4年間。

    オードリー・ヘップバーンがユニセフ親善大使をしていたことから、貧困や飢餓の問題、国際政治・国際経済に関心をもち、経済が学べること、日常的に留学生と交流ができることなどを魅力に感じ、北星に進学を決めました。北星フェアトレードの活動では、JICAとの共催でASEAN諸国にスポットを当てたイベントを行い、スタディーツアーでフィリピンへ行ったときの経験を話しました。また、TFT北星という有志団体を仲間と立ち上げ、大学の食堂にTFTメニュー(Table for Two;貧困地域の給食への寄付込みのメニュー)を導入していただけるように活動しました。

    旅行を通じて文化理解・交流の進展に少しでも役に立てればという思いでこの会社に入社しました。現在は団体部門を担当し、研修旅行や修学旅行など学校の教育旅行を取り扱っています。企画の立案から手配や説明会実施、添乗員として同行することもあります。在学中に理解を深めたアジア諸国に関する知識や個人的な旅行での経験が役立っていると思います。

  • 福沢さん

    福沢さん顔写真

    旭川西高校出

    2019年卒業

    服飾デザイナー

    服飾デザインへの関心を北星で育むことができました。

    デザインやファッションに関心があり、海外、とりわけロンドンが憧れの地でした。2年次に「海外事情」でロンドンに行く予定だったのですが、パリでのテロ事件の影響で中止となり、代わりに札幌で働いている外国人のかたがたにインタビューさせていただくという授業内容にて渡英するはずだった仲間と学びを深めました。ロンドンへの交換留学の際は、文部科学省と北海道による「北海道海外留学支援事業 〜トビタテ! 道産子海外留学応援プログラム〜」に、アイヌ文様のファッション展開を軸とした提案で応募し、合格することができました。応募にあたっては、ゼミの先生、「海外事情」の先生、大学の国際教育センターのスタッフのかたがたにご指導いただきました。ロンドンでは、交流協定校の先生に現地のファッション業界で働くかたがたを紹介していただいたり、先端のファッションやアートに触れ、刺激的な時間を過ごすことができました。

    北星での学びとロンドンでの刺激を活かすべく、東京で服飾について専門的に学んだ上で、ワークウェアスーツのメーカーで経験を積み、現在はドレスやスーツのデザインをする会社でデザイナーをしています。

  • 皆川さん

    皆川さん顔写真

    北星学園女子高校出身

    2017年卒業

    北海道銀行

    学生時代ならではの学び・活動でかけがえのない時間を過ごしました。

    今は個人融資を担当していて、住宅や自動車購入の際のローンのご相談を受けています。法人融資にも興味があり、少しずつ勉強を始めているところです。明るく仲の良い職場で楽しく仕事をしています。育休などの環境が整っているので、将来的にいろいろな選択肢があると思っています。

    大学でのディベートでは、考えを伝わるように表現する難しさを学びました。テーマはコーポレートガバナンスで、知識を得るのみでなく、自分たちなりの意見にたどりつくまで掘り下げねばならず、あんなに経済について勉強したことはないというくらい頑張ったのは良い思い出です。また、YOSAKOIのサークルでは副代表としてメンバーをまとめる役割を担いました。学外の社会人の方と関わることも多く、学生としては考えられないような大金を扱う機会もあって、責任を全うすることの大切さを学びました。

    やりたいことができる大学4年間はかけがえがない時間なので、後悔しないためにも、悩んだら前に進むほうを選択して学生生活を充実させてほしいです。

  • 森元さん

    森元さん顔写真

    旭川東高校出身

    2018年卒業

    札幌入国管理局(国家公務員)

    新聞活用やディベートなど大学での学びが今の仕事につながっています。

    入国管理局で外国人の出入国に関する仕事をしています。ディベートで、外国人労働者の受け入れを推進すべきというテーマに取り組んだことが、この仕事を志すきっかけになりました。新聞活用の授業によって新聞を読む習慣がついたので、今、世界各国の動きを把握するのに生かせていると思います。公務員試験を受けるために3年生のときから勉強をしていました。北星には先輩に直接就活の相談ができるキャリアサポートという制度があり、就職支援課の方々も親身に相談にのってくださり、周りの環境にも支えられました。他学科との合同の講義で、学科を越えた仲間も増え、行動範囲や視野が広がりました。今の職場では、ベテランの先輩たちの常に勉強をしている姿に刺激を受けています。将来的には多言語を使えるようになりたいという目標があるので、日々努力を重ねていこうと思います。

  • 明田さん

    明田さん顔写真

    室蘭栄高校出身

    2014年卒業

    札幌澄川中学校社会科教諭

    教員本採用まで卒業後もサポートという北星の伝統

    親身に話を聞いてくれた中学校の恩師に影響を受け、教員を目指しました。大学時代にはボランティアサークルで活動をし、東日本大震災の際には、チャペルでのチャリティーコンサートや被災地から取り寄せた商品を販売するイベントを企画運営しました。卒業後は、北星学園大学附属高校での時間講師などをしながら、教員試験の合格を目指しました。教職実習準備室では、試験対策だけでなく、精神面でも支えていただきました。卒業してからもサポートしてもらえる場所と仲間がいたので、本採用されるまで頑張り続けられたと思います。

    今は中学3年生の担任をしながら、社会科を教え、サッカー部の顧問をしています。責任も重いですが、生徒たちが「できた!」という喜びを感じた瞬間の目の輝きを見られたときは、教員になって良かったと実感します。夏休みなどには、教員採用試験を控えた学生たちの試験対策のサポートをするつもりです。それが北星の文化として代々続いているので、先輩たちにしていただいことを、今度は僕が恩返しできたら嬉しいです。

  • 武政さん

    武政さん顔写真

    函館中部高校出身

    2014年卒業

    札幌市職員

    一人で悩んだことがないくらい、先生や仲間に恵まれた4年間。

    ゼミで日本の社会問題について学んだことがきっかけで、行政に関わる仕事がしたいと思うようになりました。進学してから初めて経済学を学びましたが、興味にまかせて履修した科目が面白く充実していたので、勉強がとても楽しかったです。先生がたも学生一人ひとりと向き合ってくれ、質問や相談をしやすく、北星の経済学科の大きすぎず小さすぎずの規模が、わたしに合っていたと思います。公務員志望の友人たちとみんなで勉強や情報交換をし、学内講座を受講し、遅くまで開いている図書館も利用して、公務員試験に備えました。

    大学の4年間を通して、一人であれこれ悩んだことがないくらい人に恵まれていたので、北星に来てよかったと思います。

  • 水野さん

    水野さん顔写真

    江差高校出身

    1992年卒業

    クレディセゾン 代表取締役(兼)社長執行役員COO

    デジタルトランスフォーメーションの時代だからこそのトライを

    2021年春に社長に就任したら、実はわたしも北海道出身、という経営者のかたから声をかけていただくことが増え、道民のつながりのありがたさをあらためて感じているところです。

    わたしが学生のころは、まだ土曜も授業があり、土曜の朝イチのキリスト教学の講義に必死に通っていたのを懐かしく思い出します。

    クレジットカード事業に将来性を感じ、また、五番館西武(当時)や札幌パルコから西武セゾングループの文化的な雰囲気に憧れをもち、クレディセゾンに入社しました。最初の6年間は札幌の営業所で勤務し、小所帯、かつ、おおらかな空気の営業所だったので、枠にとらわれずに仕事を広く経験することができました。

    近年は、インド・ベトナム・インドネシアといった国々での海外事業に携わり、月2〜3回ほどの海外出張をしておりました。日本のノウハウをそのまま持ち込むのではなく、現地の経済活動の潜在的なニーズにクレディセゾンがいかに関わり、役に立てるか、という観点から合弁会社設立等を進めています。「金融包摂」の枠組みを作ることにより、現地でこれまで実現しにくかった投資や消費が可能になっています。コロナ禍のもとで、海外事業個々の自律性はますます高まり、今後は、海外で得た知見が日本国内での事業展開に活かされることが増えるのではないかと期待しています。

    ひとびとがオンラインでのコミュニケーションにも親しむようになり、新しいことに取り組んでいく上でのコミュニケーション上のハードルは低くなってきました。北星経済学科の後輩のみなさん、対面も含め、多様なコミュニケーション手段を駆使して、さまざまなことにトライし、視野を広げていってください。

  • 熊木さん

    熊木さん顔写真

    札幌西陵高校出身

    2021年卒業

    北海道庁

    北海道を再生可能エネルギー王国に。

    再生可能エネルギーに関心があり、それを経済に結びつけることに興味がありました。

    環境経済学の講義では、ミクロ経済学をはじめとする経済理論が環境問題の理解にいかに結びつくかについて先生からレクチャーがあり、また、原子力発電所の立地について、事故が起きたらどうなるのかのシミュレーションなどを地図上に落とし込んで検討したりもしました。東日本大震災以降、原発問題が取り上げられる機会が増えましたし、再生可能エネルギーではなくてはならない理由を理解することができました。

    環境経済学ゼミは、持続可能な町づくりをテーマにしています。北海道は自然資源に恵まれています。稚内は風力発電、鹿追は牛糞を使ったバイオ発電、森町は地熱発電、東川町は地下水。地域にある資源を使ったエネルギーを町づくりに結びつけられれば地域創生につながるのではないでしょうか。

  • 笹村さん

    笹村さん顔写真

    札幌厚別高校出身

    2023年卒業

    JTB札幌支社

    海外と地域に同時に目を向けるきっかけになった北星での学び

    今は教育営業課に所属し、中学高校の修学旅行や大学生の留学の企画提案、営業を担当しています。新型コロナウイルスが5類感染症に移行して旅行需要が高まってきているので、毎日忙しいですが楽しいし、成長環境にいることを実感しています。

    高校生のときにオープンキャンパスで模擬講義を受けて環境問題に興味をもったので、経済学科に入学後は迷わず環境経済学のゼミを専攻しました。ゼミでは野菜を雪の中に埋めて雪室野菜を作り、札幌市内のスープカレー店とコラボレーションして雪室野菜カレーを販売しました。また、海外事情プログラムでは、世界各国から60名の方々を招いてオンライン交流会を開催しました。文化や背景の違う人たちと英語でコミュニケーションを取るのは大変でしたが、自信にもなりました。これらの活動を通して自主性が身についたと思います。

    将来はインバウンド関連や海外駐留、地域交流など、日本と海外をつなぐ仕事をしたいと思っています。そのきっかけはゼミであり、海外事情です。すべては点と点でつながっている気がします。

    入学したときは将来が漠然としているかもしれませんが、一歩外に踏み出す勇気があれば成長できるし、自分次第で絶対に何か見つけられると思います。

  • 本村さん

    本村さん顔写真

    札幌藻岩高校出身

    2022年卒業

    札幌市職員

    楽しい4年間で知らず知らずのうちに苦手意識も克服

    環境経済学のゼミでプレゼンテーションの大会に参加し、食品ロスについて発表したのは印象深い経験でした。3人のチームで、わたしは資料作りを担当しました。コロナ禍でオンライン開催でしたが、通常の授業や公務員講座と並行しての準備はかなり大変でした。友人に誘われて見学したゴスペルのサークルの活動に魅了され、先輩が優しい方ばかりだったので入部しました。チャペルで歌えたというのは、北星ならではの経験だったと思います。ミュンヘンクリスマス市のステージにも立つなど、学外の方々ともつながる機会がたくさんありました。もともと人前で話すことはあまり得意ではなかったのですが、プレゼン大会への参加やゴスペルサークルでの活動で、苦手意識がなくなった気がします。今、人と接する仕事ができているのも、そのおかげかなと思っています。

    大学生活はコロナ禍で一変し、前半と後半でまったく違うものになりましたが、先生がたには、変わらず優しくサポートしていただきました。とても楽しい4年間でした。