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【心コミ・リレーエッセイ 第20回:「フィールドワークを生かした授業」(寺林暁良/専任講師 専門:環境社会学・地域社会学)】

2020/09/30

「機長の総飛行時間は1万時間です」

パイロットのキャリアを示す“あれ”に憧れて、私も自分自身のフィールドワークのキャリアを調べてみました。


その結果は・・・。

総調査回数186回(国内169回、海外16回)

総調査日数664日(国内490日、海外174日)

でした。


調査1日あたり2回ヒアリングを行い、1回あたりのヒアリング時間を1.5時間とすると、総ヒアリング時間は2,000時間くらいでしょうか(なお、1回の調査のためには、事前準備や事後の分析などにその数倍の時間がかかります)。ただし、私のキャリアは学生時代の調査を含めてもまだ15年くらい。先輩のフィールドワーカーからは「まだまだだな」と言われてしまうかも…。


私が行っているフィールドワークは「わからないことを現場で調べる技術」そのものです。みなさんが社会に出た時にも、必ず役に立つ技術になるでしょう。フィールドワークの技術については「社会調査法」、国内外の現場で得られた知見については「地域コミュニティ論」などの授業で扱っています。ぜひ一緒に学びましょう。


12回:「フィールドに出られなくても」


2回:「フィールドワークはおもしろい」