経済学科1年生の学びと生活 ─ 経済学の基礎を学ぶ ─

経済学を学ぶ最初の1年間。

経済学の学びの入り口となる科目が、「入門科目」として1年次に配置されています。

学生インタビュー

ノートと本を広げて学ぶ星川さん
星川さんの写真
星川 さん
札幌北陵高校出身
2025年入学

1年生では経済学の基礎やレポート、メールの書き方など、大学生活で必要になることを学びました。大学での学びは専門的な分野が多く、高校までの知識が通用しない部分もありますが、実際に経済学を学んでみると自分の身近な問題ととらえることができて面白く感じています。1年生での基礎的な学びが、2年生以降の授業やゼミで役立っています。

経済学科の雰囲気はどうですか?

賑やかで、みんないつも楽しそうです。同じ高校からの友人もいますが、すぐに他校出身の友人もできました。

予習や復習はどのようにしていましたか?

大学生活は忙しく、空きコマを有効活用しました。図書館やラーニングコモンズなど、学内には自由に勉強できるスペースが多いので助かっています。私は外国語として韓国語を選択していたのですが、検定を受ける際も図書館で勉強しました。

1年生の生活について教えてください

アルバイトは週に2~3回していました。水曜日は授業がなかったので、その日にシフトを入れるなどして勉強と両立させていました。学内でお気に入りのスポットはラーニングコモンズや図書館です。勉強するだけではなく、リフレッシュにも最適だと思います。友人と毎日行く学食のおすすめは竜田丼です。

統計学の本を読みながら勉強する星川さん

1年生の授業紹介

経済学入門

経済学科の教員全員が担当するオムニバス講義です。経済学科で何を学ぶことができるのか、を学びます。

経済数学

経済学の学びに必要な数学の素養を養います。数学力に応じたクラスを編成し、丁寧に対応します。

基礎西洋経済史・基礎日本経済史

経済の視点から歴史を捉えることで、経済的な要因が社会や生活に影響を及ぼすことを学びます。

基礎経済学

ミクロ経済学やマクロ経済学を学ぶ前提となる、近代経済学の基礎的な理論と概念を学びます。

地理学

地域における自然環境、産業、文化、社会といった多様な要素を空間的にとらえる視点を身に付けます。

経済統計と日本経済

戦後から現在に至るまでの日本経済の歩みや課題を、データを用いて様々な角度から検証します。具体的にはGDPやインフレ率、金利、為替レート、労働、人口、環境、社会保障などに焦点を当て、学習を進めます。経済統計を用いることで、過去と現在や国家間の経済活動を比較できるようになる、1年次入門科目です。

尾崎さんの写真
尾崎 さん
札幌東陵高校出身
2024年入学

戦後の日本から現代までのGDPや人口推移などを、グラフや統計を使って学びました。海外から来る観光客の人数の推移に関しては、新型コロナウイルスがどのように影響していたかを、具体的な数字で見ていきました。高校生活はコロナ禍で様々な制約の中で生活しましたが、当時は観光客に関してそれほど気にかけていませんでした。授業でデータを見て、人数が減少していたことや多くの業界がダメージを受けていたことを知り、祖父が製造業を営んでいることもあって身近な問題ととらえることができました。

自由論題では、札幌市と函館市の観光客推移をグラフで表すことをテーマに取り上げました。両市のホームページのデータを参照したところ、函館市のほうがコロナの影響を大きく受けていたことがわかりました。データを入力してExcelでグラフを作るのが面白かったです。自分が表したい目的に合わせて、棒グラフや折れ線グラフ、円グラフのどれにするかを考えながら作成しました。1年次のこの学習が、2年次以降の授業やゼミで役立っていると思います。

新聞で差を付けよう ─ 全国で注目されている北星経済学科の新聞活用プログラム

新聞を読むことの意義はわかっていながら、日々の暮らしで新聞から疎遠になりがちな昨今、むしろ、〈新聞で〉差を付けようというのが北星経済学科の新聞活用プログラムです。学科全員が新聞閲読経験を持つことで、学科の学生全体が集団としてレベルアップし、ゼミなどの授業での議論の質が向上するのみならず、日々の会話の話題も変わってきます。北星経済学科のこの取り組みは、全国で注目されていて、新聞・テレビ等を通じてたびたび紹介されています。

1年次の「新聞活用Ⅰ・Ⅱ」では、学科の1年生全員のもとに年間を通して日々の新聞を届け、その閲読を前提に授業を行います。1週間の各自の切り抜きシートを踏まえたグループディスカッションとそれを踏まえたレポート・発表が授業の核で、紙面解説や時事ワークシート小テスト実施、新聞記者によるゲスト講義などもおこなっています。2年次以上で選択履修できる「上級新聞活用」では、社説を起点とする派生スクラップの作業を整理したスクラップメモを互いに共有しながら議論し、社説の形式でのオリジナル論説の執筆にも挑戦します。

HTBの番組で紹介された新聞活用・上級新聞活用
HTBの番組「イチモニ!」でも新聞活用・上級新聞活用が紹介されました
松本さんの写真
松本 さん
北星学園女子高校出身
2025年入学

1年生の新聞活用では、気になった記事を日々切り抜き、1週間の中で最も気になった記事をグループで共有してディスカッションします。最初は何を切り抜いていいのかわからなかったのですが、だんだん新聞の中のほうの面の記事もチェックするようになり、読む力がついてきたことを実感しました。

参議院議員選挙の時期には、どの面にもそれに関する記事があったので、候補者の背景や各党の歩みといったことが少しずつわかるようになりました。投票の参考にもなったと思います。海外のニュースを中心に共有するメンバーもいるなど、新たな視点に気付かされることが多くありました。他の授業で、新聞で読んだことがある事象や言葉が出てくることもよくあり、新聞活用の授業が活きていると感じます。

末岡さんの写真
末岡 さん
札幌第一高校出身
2023年入学

上級新聞活用では、社説を起点に関心をもったテーマの記事を派生スクラップして追い続けた上で、オリジナルのアップデート社説を各自執筆します。授業では、互いのスクラップメモを共有しながらニュースについて議論を深めます。ひとつのニュースについてさまざまな意見が出ることがあり、新聞を深く読み続けたい学生による授業ならではの刺激がありました。

わたしは安倍首相暗殺事件の裁判をフォローし続け、事件に至るまでの過程を理解することができました。授業が終わる頃に判決が出る予定だったので、どういう判決が出るかという予想を社説としてまとめました。他の人が追っていたニュースで印象に残っているのは、台湾有事に関する首相発言やガザ問題です。

就活の面接では、興味がある時事問題について質問されると聞いていましたが、この授業のおかげでしっかりと準備することができました。