BLOG北星英文ブログ
英文学科の初めてのブログ記事となりますが、学科専任講師である私、ロバートJ.トムソン（専門：インターネット心理学）が見つけた「海外で人気の人工知能（AI）言語学習アプリ4選」を紹介していきます。「これもいいぞ」というアプリをご存じであれば、是非英文学科のFacebookページやTwitter公式アカウントなどでコメントを使って教えてください！
というのも、言語学習のためのアプリやウェブサイトには、何年も前から高い需要がありした。そういうアプリやウェブサイトを利用することで、バイリンガルやマルチリンガルへの道を開かれ、キャリアアップや異文化交流など、多くの新たな機会が生まれます。それでは、海外で人気のAI言語学習アプリ4選を紹介します。
英文学科 准教授
英文学科のデジタルメディア社会論ゼミを担当する社会心理学者。専門はインターネット心理学と比較文化心理学。デジタルマーケティングとPRなどの授業も担当しており、日本と海外のインターネットメディアの有効的な活用を中心に教えている。北海道の人気アウトドアウェブサイト「HokkaidoWilds.org」も運営。
人工知能や機械学習を言語学習アプリに利用することによる最大の利点は、学習者からのインプット[アウトプット？]（投稿などの）が自動的に分析され、微妙な間違いなどを集積し、重点的に訓練するということが、アプリを通じて可能になります。学習者がそれぞれのペースで学習できるので、とても便利です。私も、世界一周の旅に出かける前にロシア語を学んだ時に、似たような言語学習法を使っていました（その時はまでAIではなく、CDを聞くという方法でした）。個人的には、学びたい言語が話される国に行って、旅行あるいは生活しながら習った方が一番早いと思いますが、そのような時間がないという人には、AIアプリが助けになります。
Duolingoは、世界中の誰もが楽しく利用できるようにデザインされた、無料のオンライン語学学習プログラムです。ゲーム感覚で、英語をはじめ30以上の言語を学ぶことができ、ユーザー同士で競い合いながら学習を進めることができます。レッスンは「一口（コンパクト）サイズ」なので、ちょっとした空き時間でも学習でき、外出先でも1回5分程度で受講することができます。利用者数で言うと、Duoliingoは世界一の言語学習アプリです。完全に無料のアプリです。日本語版アプリもあります。
あれ？なんで無料なの？と思ってしまうかもしれませんが、実は利用者がアプリを利用する際の様々な言語データをDuolingoの専属研究者が利用し、先駆的な試みを可能にしているという相互利益があるからです。その結果、Duolingoは多様な言語データを集約することによってウェブ全体を他言語に翻訳するということを試みています。つまり、利用者がDuolingoを利用することによって、ウェブ全体がよりさらにより使いやすい空間になるということに貢献しているのです！
Mondlyは、190カ国の6,000万人以上の人々が41の言語を学んでいるオンライン言語学習プラットフォームです。2014年に公開されたアプリで、今は言語学習のためのVR、AR体験も提供しています。アプリにチャットボットを組み込んでいて、解答をタイプするか、音声を入れるか選択できます。Duolingoと違って月間550円～の料金が必要です。2020年からはイギリスのオックスフォード大学と協定を結び、言語能力の評価のシステムを開発し導入しています。もちろん日本語版もあります。
チャットボットを中心とした有料アプリですが、実際にAI先生とコミュニケーションをしているかのよう感じられる、AndroidとiPhoneのアプリです。Andyは文法を教えてくれたり、カジュアルなディスカッションをするためのチャット機能を提供します。また、一緒にゲームをすることもできます。月間770円から利用できます。日本語のインターフェースはまだないようですが、チャットボットとしてなかなか楽しいです。。
MemriseはAIを全面的に押してはいないようですが、実はアプリの裏にAIの要素は多々活かされているようです。学習者の発話を分析して、発音などの直すべきところを教えてくれます。AndroidやiPhoneのアプリがあって、年間4000円程度で利用できます。
今回は私が実際に使ったことがある４つのアプリしか紹介しませんでしたが、まだまだ他にもたくさんあります。今回紹介したアプリを含むレビュー動画も下に紹介しておきます。（英語です）。言語学習投稿で人気のアメリカ人Youtuber「Xiaomanyc」ですので、ご参考になればと思います！
