その就職先を志望した理由は？

私は実習等を通して、医療ソーシャルワーカーの必要性や重要性を学び、自分も医療ソーシャルワーカーとして患者様やご家族に寄り添った支援を行いたいと考えるようになりました。そして、医療ソーシャルワーカーとしての就職を考えている中で、救急医療に力を入れており、救急車の受け入れ数が道内随一である札幌東徳洲会病院を知りました。私は多くの人の危機を救おうとする姿勢に魅力を感じるとともに、自分もその危機を救う実践に携わりたいと考えました。直接的な医療を提供することはできなくても、救急搬送等により突然経済面や生活面の問題へ直面する患者様やご家族の不安な気持ちに寄り添うこと、一緒に問題の解決を目指すことが医療ソーシャルワーカーにはできます。札幌東徳洲会病院において、患者様・ご家族の思いや希望を大切にしながら、医療ソーシャルワーカーとして救急医療に携わりたいと考え志望しました。

自分のどのようなことをアピールしましたか？

複数の資格取得を通して得た成果を強みとしてアピールしました。私は、幅広い視点を持った支援者を目指すため、医療ソーシャルワーカーに必要とされる社会福祉士だけでなく、精神保健福祉士やスクールソーシャルワーカーの資格取得に取り組みました。それぞれの資格は福祉という基盤が同じでも、支援の対象が異なることから用いる視点や技法に異なる部分があります。複数の資格取得へ挑戦したということだけでなく、この経験を通して身に付けた様々な知識や視点、柔軟な思考力は私の強みであると考えました。そして、この強みは入職後の実践において支援の対象となる方に合わせた支援を実践できる力になると考え、具体的な実践イメージとともにアピールしました。

大学のサポートで、役立った・プラスになったことはありましたか？

就職活動では就職支援課の皆様にたくさんのサポートをしていただきました。私は４年生になっても就職活動について具体的なイメージを持てていなかったとともに、就職活動と並行して実習や卒業論文の執筆、国家試験の対策を行わなくてはならなかったため、多くの不安や焦りを感じていました。しかし、就職支援課の方へ相談することで自分の就職活動の方向性や、今後の行動を具体化することができ、それぞれの活動を両立しながら後悔の無い就職活動を行うことができました。また、面接練習では様々な角度からアドバイスしていただいたことで、志望動機や自己PR等の質問への応答で、曖昧になっていた点に気づくことができ、本番に向けて対策を練ることができました。その結果、本番では落ち着いて質問に答えることができたと思います。

高校生へのメッセージをお願いします！

当たり前のことが日々変わりゆく中で、自分の将来や進路を考えることはとても難しく、不安な気持ちも大きいと思います。しかし、今の自分の興味ややりたいことを大切にして考えていく中で、少しずつ答えが見えてくるのではないかと考えます。北星学園大学にはそれぞれの興味を深めたり、広げたりできるきっかけやサポートがたくさんあります。そのおかげで、私は自分の中にあった小さな思いからたくさんのことを学び、経験し、進路の選択へとつなげることができました。学生生活はあっという間の４年間でしたがとても素敵な経験をすることができたと感じています。皆さんも自分に合った進路の選択ができることを心から願っています。

「就職・キャリア」メニュー