資格・教職課程
Educational system
「精神保健福祉士」と「北星学園大学」
精神保健福祉士とは、精神障害者を対象に、その疾患の治療上の問題を解決したり、社会復帰を図るための援助や相談、また、病院を退院した後の住居や再就労の場の選択などについての助言・指導、日常生活への適応のための訓練などを行う専門職です。1997年12月に「精神保健福祉士法」が制定され、国家資格として創設されました。
具体的には病院などへの入院から退院までの問題解決を目指し、関係機関との連絡・調整を図ったり、患者や家族との面接を行って環境の把握に努めたり、社会生活に適応できるように援助する仕事です。
精神保健福祉士の受験資格
精神保健福祉士の試験を受けるためには受験資格が必要です。受験資格の取得方法は、主に大学で一定の単位を取得する、短期大学や専門学校で一定の指定科目を履修した後、実務経験を積むなどが必要です。 社会福祉学部で開講されている指定科目を履修し卒業することにより、受験資格が得られます。
ただし、入学年度および所属する学科によって受験資格の取り扱いが以下のとおりとなっていますのでご注意ください。
福祉計画学科:受験資格を取得することはできません。
福祉臨床学科:資格に関係する演習・実習科目の履修人数は最大40名です。
福祉心理学科:受験資格を取得することはできません。
受験資格取得のための指定科目
※( )内は本学での開講科目名。〇印の科目はうち一科目を選択。
- 人体の構造と機能及び疾病(医学知識Ⅰ及び医学知識Ⅱ)〇
- 心理学理論と心理的支援(心理学理論と心理的支援)〇
- 社会理論と社会システム(社会理論と社会システム)〇
- 現代社会と福祉(社会福祉概説)
- 地域福祉の理論と方法(地域福祉論、コミュニティワーク論)
- 社会保障(社会保障論Ⅰ、社会保障論Ⅱ)
- 低所得者に対する支援と生活保護制度(公的扶助論)
- 福祉行財政と福祉計画(福祉行財政と福祉計画)
- 保健医療サービス(医療福祉論)
- 権利擁護と成年後見制度(権利擁護と成年後見制度)
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度(障害者福祉論)
- 精神疾患とその治療(精神疾患とその治療Ⅰ、精神疾患とその治療Ⅱ)
- 精神保健の課題と支援(精神保健の課題と支援Ⅰ、精神保健の課題と支援Ⅱ)
- 精神保健福祉相談援助の基盤(基礎)(ソーシャルワーク論Ⅰ、ソーシャルワーク論Ⅱ)
- 精神保健福祉相談援助の基盤(専門)(精神保健福祉相談援助の基盤(専門))
- 精神保健福祉の理論と相談援助の展開(精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅰ、精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅱ、精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅲ、精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅳ)
- 精神保健福祉に関する制度とサービス(精神保健福祉に関する制度とサービスⅠ、精神保健福祉に関する制度とサービスⅡ)
- 精神障害者の生活支援システム(精神障害者の生活支援システム)
- 精神保健福祉援助演習(基礎)(相談援助演習Ⅰ、相談援助演習Ⅱ)
- 精神保健福祉援助演習(専門)(精神保健福祉援助演習(専門)Ⅰ、精神保健福祉援助演習(専門)Ⅱ)
- 精神保健福祉援助実習指導(精神保健福祉援助実習指導Ⅰ、精神保健福祉援助実習指導Ⅱ)
- 精神保健福祉援助実習(精神保健福祉援助実習)