北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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短期大学部(2025年度から学生募集停止)

Hokusei Gakuen University Junior College

短期大学部70周年記念特設ページ

北星学園大学短期大学部は1951年に開学し、
70周年を迎えました。

学科再編やキャンパス移転、男女共学化など、時代とともに教育のあり方は変容を遂げてきましたが、北海道の女子教育の礎を築いたサラ・C・スミスの志「Shine like stars in a dark world」は、今も変わらず息づいています。

学部長メッセージ

北星学園大学 短期大学部長 森越京子教授

短期大学部長 森越 京子 教授

MORIKOSHI, Kyoko

北星学園大学短期大学部70周年を迎えることができ、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。コロナ禍ということもあり、静かに開学70周年を迎えることとなりました。

北星短大のこれまでの歴史は、「北星学園女子短期大学これまでの50年これからの50年」に一度まとめられていますが、「北星女子短期大学部」が「北星学園大学短期大学部」として大谷地に移転したこの20年も様々な歩みがありました。短大が共学となり、女子学生だけでなく男子学生も短大で活躍しています。また、北星学園大学と同じキャンパスとなり、充実した施設・設備での学びや、さまざまな活動への参加が可能となりました。そのことにより、4年制の大学への編入学を目指す短大生がさらに増えました。しかしそこには、これまで繋がれてきた「北星短大」としてのアイデンティティがあり、その精神はこれからの短大生・短大教職員にも伝えていきたいと思っております。

コロナウイルス感染症の問題は、私たちの生活や価値観にも大きな影響を及ぼしています。このことにより、今後の高等教育機関での学びや学生生活についても新しい取り組みや方向性が必要となってきています。まだ、手探りの状況ですが、北星短大は、開学70周年を一つの節目として、これまでの歴史と伝統を受け継ぎながら、新たに「地域に根付き、グローバルに輝く北星短大」を目指して、教職員一同、さらに努力をする所存ですので、今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

北星学園大学 短期大学部長 森越京子教授

短期大学部長 森越 京子 教授

MORIKOSHI, Kyoko

北星短大に心から感謝して
〜1期卒業生からのお祝いの言葉〜

ルーテル学院大学名誉教授 前田ケイさん(第1期生)

ルーテル学院大学 名誉教授

前田ケイさん (第1期生)

私の歩んだ道

私は91歳になったが、北星短大こそが、この長い人生の基盤を作ってくれたと思っているので、母校には深く、深く感謝している。1949年(昭和24年)、高校卒業後に、「もっと英語を勉強したい」と願った私はできたばかりの北星学園英語専門部(以後、英専という)の面接試験を受けて合格できた。卒業した市立の高校で当時、女子ばかり60名のクラスのうち、大学や短大に行った人は私を含めてわずか3名だった。女に教育はいらないと思われていた時代だった。入学した英専のクラスはたしか、17,8名で、殆どは北星学園高校の卒業生だったが、私達は皆、仲良く助け合って学び、昼休みなどにはみんなで賛美歌を合唱して楽しんだ。世界史、文学、英語教授法なども含めて、殆どの授業は、直接、英語で教わったので、全員、卒業するまでに、英語の日常会話には全く不自由がないほど上達できた。 英専卒業後、私は当時のCIE図書館(現在のアメリカ文化センター)に勤務し、アメリカ人の館長さんの指示を受けながら、図書館員としての業務に励んだ。

その間、北星学園では新しく短大を作ることになり、英専卒業生にも短大卒の資格を与えようと計画して下さった。私達に必要な理系の授業などを補講して下さったので、仕事を終えた夜、北星まで勉強に行き、英専の私達も無事、単位を満たし、短大卒業生になった。

そのおかげで、私は1953年(昭和28年)に再び試験を受けて、青山学院大学英米文学科の3年に編入学をしたが、さらに1年後、アジア財団企画の留学生試験に合格して、文化交流学生として、ハワイ大学の4年生になった。ハワイ大学で社会学を専攻した私は、そこでソーシャルワークという専門職があること、それには、大学院に進まなければならないことを知って、翌年、コロンビア大学大学院に進学した。幸い、奨学金も頂くことができ、1957年(昭和32年)には修士課程を卒業した。卒業後1年、ニューヨークでソーシャルワーカーとして働き、帰国。全国社会福祉協議会国際部の職員となって数年間、勤務した。

その後、結婚、子育てのあと、やがて、ルーテル学院大学の教員となり、ソーシャルワーカーの育成に努力した。その間、何年か、新しくできた北星学園大学社会福祉学科でグループワークの集中講義をさせて頂き、とても嬉しかった。やがて、ルーテル学院大学では大学院を作ったので、社会福祉学と臨床心理学専攻の大学院生の教育に当たり、大学院の完成年度を待って、2009年(平成21年)、78歳で退職した。現在は仙台に住んでいる。

北星短大教育から与えられたもの

英専でのクラス担任は高知先生だった。先生は、私達の面倒をよく見て下さったばかりでなく、大学の授業にふさわしく、「勉強と研究の違い」に目を開いて下さった。英文学の時間には、分厚い英語の辞書を何冊も授業に持ってこられ、なかでも英語の辞書を使って英語を調べる重要性を教えて下さった。高知先生から習った18世紀の英国詩人、アレキサンダー・ポープの言葉、”Hope springs eternal in the human breast”には、長い人生の間、幾度も深い共感を覚えてきた。

もっと大事なことがある。英専の教育に重要な役割を果たされた4名の女性宣教師の先生方は、これまで「敵」であった遠い国に、自分から決心して赴き、意義ある人生を歩んでおられた。いまの言葉で言えば、「自立した女性の生き方のモデル」だったが、当時の私はもっと単純に「えっ、女でも自分で、自分の生き方を決めている!」と驚いたのだ。やがて、それは、「私もそうありたい」という願いに変わっていった。クリスチャンホームに育ってきた私には宣教師の先生達の生き方の基盤に信仰があることは分かりやすく、私は入学したその年の6月に洗礼を受けることができた。クラスメイト全員を母の慈愛で包んで下さったエバンス園長は “You are immortal until your task is done”という言葉を教えて下さり、今日までどれほど、この言葉に励まされてきたことか。高齢になったいま、天に召される日は「なすべき自分の仕事が終わった時」と心の平安を頂いている。私の人生の基盤を作って下さった北星短大にもう一度、つきない感謝を献げたい。

近年の著書、論文

  • 『私の体験的グループワーク論:現場ですぐに役立つ実践技法を伝えます』(単著、金剛出版、2021年)
  • 『生きる力をつける支援のために:保護司面接のためのSSTマニュアル』(単著、日本更生保護協会、2019年)
  • 『基本から学ぶSST』(単著、金剛出版、2013年)
ルーテル学院大学名誉教授 前田ケイさん(第1期生)

ルーテル学院大学 名誉教授

前田ケイさん (第1期生)

短大のピクニック 1953年撮影

時代を超えて受け継がれる知の輝き

短大70周年の歩み

  1. 1951(昭和26)年
    北星学園女子短期大学開学<英文科>
  2. 1954(昭和29)年
    女子短期大学に家政科設置
  3. 1958(昭和33)年
    女子短期大学英文科に専攻科開設
  4. 1975(昭和50)年
    女子短期大学の英文科を英文学科に、家政科を家政学科に名称変更
  5. 1989(平成元)年
    女子短期大学の家政学科を生活教養学科に名称変更
  6. 2001(平成13)年
    女子短期大学、開学50周年
  7. 2002(平成14)年
    女子短期大学を北星学園大学短期大学部に校名変更し、大谷地に移転、同時に、生活教養学科を生活創造学科に名称変更
  8. 2021(令和3)年
    北星学園大学短期大学部、開学70周年
短大のクリスマス礼拝

70周年をお祝いする記念イベント
&広報誌

協力:北星学園大学同窓会

広報誌

学園報70周年記念号

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広報誌@COM vol.32

 PDFダウンロード

テイラー先生と短大2期生 1952年7月1日撮影

記念ロゴ

短大の家政学科授業風景

記念クイズ

協力:北星学園大学同窓会

参加していただいた方の中から10名の方に
抽選で素敵な景品をプレゼント♬

今年度に北星学園大学短期大学部が開学70周年を迎えることを記念し、短期大学部にまつわる記念クイズを開催します。設問は全9問で、全て必須回答です。 大学HPや各学科HPなどに解答のヒントがありますよ!隈なく探して全問正解を目指してください☆

  • Surface Laptop Go 12.4インチ 1名様
  • iPad mini(第6世代) 1名様
  • iPad (第9世代) 1名様
  • ワイヤレスイヤホン 1名様
  • 高級多機能ペン ピュアモルト 1名様
  • モバイルバッテリー 5名様

*回答締切は2月28日(月)までです。

*当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。

締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

テイラー先生と短大英文科2期生の授業風景 1952年撮影

短期大学部

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英文学科

生きた英語とグローバルな感覚を養い、学んだ英語を活用して社会に貢献できる人材を育成します。

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生活創造学科

人の生活を総合的・科学的にとらえるために知識と技術を身につけ「知的生活」を創造することのできる人材を育成します。

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