学科の目的
現代社会は「人と人のつながり」が希薄化する「孤立化社会」ともいえます。少子高齢化や過疎化なども相まって、人々が抱える生活問題はますます深刻化・多様化・複雑化しています。それは私たちの暮らす地域の課題でもあり、社会的課題ともつながっています。これらの解決には「個人―地域―社会」を一体的に捉え、様々なフィールドにおいて専門的かつ多角的な視点を持ちつつ、関係する人々や組織等と協働できる人材が求められています。
社会福祉学科では、社会福祉学の学びを核とした上で、他の学問分野の知見も含めつつ「コミュニケーション力」「分析力」「デザイン力」「支援力」「企画・実践力」「研究力」を育むことを通して、現代社会を生きる人々や地域社会が抱える諸課題と向き合い、「多様性を認め、共に生きる社会の構築・実現」「地域社会の活性化・地域づくり」に貢献できる人材を育成します。
学科の特色
社会福祉学を総合的かつ学際的に学べるカリキュラム
本学の社会福祉教育が60年以上にわたり積み上げてきた伝統と実績を土台として編成された充実のカリキュラムによって、社会福祉の理論・制度・政策・実践の連関を意識しながら社会福祉学を総合的かつ学際的に学ぶことができます。
ミクロ・メゾ・マクロの3つのレベルの連関性を重視
ミクロ(個人・家族)の相談支援、メゾ(地域社会・学校・職場)の活動、さらにマクロ(制度・政策)への働きかけのつながりを重視しながら学ぶことで、広い視野で課題を把握・分析し解決する実践力を身に着けることができます。
多様な学びと進路を実現する3領域・10科目群を設定
学びの3領域を柱とした多様な科目群を用意することで、国家資格を有するソーシャルワーク専門職(社会福祉士・精神保健福祉士・スクールソーシャルワーカー)、学校教員、行政機関、一般企業、公益団体、NPO、大学院進学などの幅広い進路選択を実現します。
2024年度カリキュラム
以下PDFをご覧ください。
社会福祉学科課程(2023年度以降入学生)